大阪の夏の風物詩「天神祭」。
週末、3,000発もの奉納花火がフィナーレを飾りました。
しかし、その裏では、建物への“侵入”や大量の“ポイ捨て”など横行する数々の迷惑行為が。実態を総力取材しました!
25日、本宮を迎えた天神祭で執り行われたのは、“学問の神様”菅原道真公の御神霊を神輿で運ぶ神事・「陸渡御」。
訪れた人は「活気があって良かったと思います」、「天神祭さいこ~」と祭りを満喫。
夕方になると、祭りのフィナーレ・奉納花火への期待も徐々に高まります。
打ち上げ開始の2時間半前には、すでに大勢の人でにぎわっていました。
■花火会場付近のマンション・ビルには「立ち入り禁止」 住人自らが“警戒”
賑わいを見せる会場周辺ですが、取材班が歩いていると…
【記者】「マンション駐車場の前に『立ち入り禁止』と張り紙をしています。さらに奥には『座らないでください』と張り紙をしています」
見物客が勝手に敷地内に入らないよう、張り紙やバリケードをする飲食店やマンションなどが目立ちました。
実際に取材中にも、ビルの敷地内で座り込む人たちの姿が。
声をかけると移動しますが、その場にゴミは残したままです。
このようなマンションではある、迷惑行為で住人が花火を楽しめない事態に陥っています。
【マンションの住人】「マンションに知らない人が入ってきて、(非常階段で)上にのぼったりなさるから、それができないようにチェックしている」
…と取材している間にも入ろうとする人が。
住人が制止しました。
この状況で住人は「(花火)全然見れないです、最近は見たことないです」と話します。
■花火開始“直前”には警察官振り切り危険な道路横断 “全域禁止”の路上喫煙も
さらに、大阪市の条例で去年から禁止になった「路上喫煙」も目立ちました。
違反者には1,000円の過料が課されます。
記者が大阪市全域で路上喫煙が禁止になったことをつたえても、堂々と吸い続ける人もいます。
花火開始約30分前の午後7時頃には…
【記者】「午後7時前の源八橋です。車道上はかろうじて前に進めるんですが、花火が上がる方向、歩道上はすでに場所取りをしている人もいてかなり混雑しています」
会場周辺は大混雑!
警察が事故防止のために、通行規制を始めます。
すると…
【記者】「次々と横断歩道ではない場所を渡っていますね」
会場へ急ぐ気持ちからか、制止する警察官を振り切って、無理やり道路を横断する危険行為が多く見られました。
■屋根や塀にのぼって“見物”も「配慮している」「日本語しゃべれない」
そして3,000発もの奉納花火が大阪の夜空を彩るその裏でも、“花火見たさ”の迷惑行為が行われていたのです。
【記者】「建物の屋根でしょうか?上に登って花火を見ています」
建物の屋根にのぼり、タバコや酒を片手に花火を見る人たちの姿が。
もし落ちたら、周りの人を巻き込む危険性もあります。
上に載っていた人に話を聞くと…
【記者】Q屋根の上危なくないですか?
「ちょっと危ないと思います、ダメです」
【記者】Qなぜ(屋根に)あがった?
「えっと…日本語しゃべれない。ゴメンナサイ」
さらに、神社の塀のうえにも人が…
【記者】Q危なくないですか?
「大丈夫ですね」
【記者】Q乗ってもいいんですか?
「人いなかったらいけるんちゃいます?」
【記者】Q周りの人は危なくないですか?
「そういうのは配慮して」
■数えきれないほどの“ポイ捨て” 伝統ある祭り守るために求められるマナー意識
打ち上げが終わった午後9時。
多くの人は花火の余韻に浸りながら帰路につきますが…
【記者】「こちらゴミ箱ではないんですが、このように多くにごみが捨てられています」
取材中にもポイ捨てをする“不届き者”が次々と。
【記者】「いまゴミ捨てられました?ゴミ箱じゃないですよ」
【見物客】「え?ゴミ箱じゃないの?」「あ、じゃあ回収します!」
別の人は…
【記者】「いまゴミ捨てましたか?」
【見物客】「…」
【記者】「拾わない?」
【見物客】「拾います拾います拾います、すいません、拾いますね」
【一緒にいた人】「キモイって!キモイって!」
伝統ある天神祭の裏で横行していた迷惑行為。
祭りの誇りを受け継いでいくためにも、一人一人がマナーを守る意識が求められます。
