大阪府泉佐野市が運用開始を目指すいわゆる「赤ちゃんポスト」や「内密出産」について、児童相談所などを所管する大阪府も交えた初めての調整会議が行われました。
■泉佐野市は「赤ちゃんポスト」と「内密出産」を来年1月から運用開始する考え
【大阪府・吉村洋文知事】「赤ちゃんの命を守りたいという思いは同じであります」
【泉佐野市・千代松大耕市長】「泉佐野市としても、できたら主体的に責任を負わせていただきたい」
27 日、大阪府庁で行われたいわゆる「赤ちゃんポスト」などについての調整会議。
泉佐野市の千代松市長はこれまで、予期しない妊娠や経済的困窮などで親が育てられない子どもを匿名で預ける「赤ちゃんポスト」と、匿名で出産する「内密出産」について来年1月末から運用開始を目指す考えを示していました。
■「命を守る」必要性は共有も「早くスタートしたい泉佐野市」と「慎重姿勢の大阪府」
行政が主導する形での運用は全国でも初めての試みで、児童相談所を所管する大阪府との連携が不可欠です。
27日の会議では乳児院を管轄する大阪府から具体的な課題として保護した赤ちゃんをこれ以上受け入れられないおそれがあるといった課題が示されました。
これに対し、泉佐野市からは市が費用を負担して乳児院を新設する考えを示し、これを大阪府も了承しましたが。
【泉佐野市・千代松大耕市長】「できるだけ早くスタートすることで救える命は必ずある」
【大阪府・吉村洋文知事】「見切り発車してしまうと逆に失敗してしまって、行政ではできないよねとなるとよくないと思うので」
泉佐野市側が示した「赤ちゃんポスト」と「内密出産」の年間受け入れ数の想定を超えた場合どうするのかをめぐり意見はまとまらず。
■「1月開始にこだわらず来年度中の開始を目指す」泉佐野市長
さらに、保護児童の受け入れにかかる費用分担などについては引き続き検討が必要だとして、今後も事務方で協議を進めることになりました。
【大阪府・吉村洋文知事】「受け皿の制度をちゃんと整えないと無責任に始めることは行政の長としてできません。というのは千代松市長と共有できた」
千代松市長は27日の会議を受けて「受け入れ態勢を整えることが先決だ」として事業の開始を1月末にこだわらず、「来年度中の開始を目指す」と話しました。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年7月27日放送)
