大相撲名古屋場所での優勝から一夜が明け、ウクライナ出身の関脇・安青錦が会見に臨みました。

優勝&大関復帰へ 関脇・安青錦(22):
“やりきった”という感じがすごい。(関脇になって)いろんな人たちに“俺はこんなもんじゃない”と、勝っている姿を見せたい気持ちが強かったので、今場所しっかり優勝して(大関に)復帰できてうれしい。

3度目の優勝を果たし指3本を立てて見せた安青錦関。
大関復帰を決定づけた今場所のクライマックスは大激闘となりました。

12勝2敗の単独首位で臨んだ千秋楽。
3敗の関脇・熱海富士との直接対決を制すれば優勝が決まる場面でしたが、熱海富士関に押し出されると、同じく3敗で並んだ大関・霧島との優勝決定巴(ともえ)戦へ。

2連勝した力士が優勝となる三つどもえの戦いはまず、熱海富士関が霧島関を押し出し優勝に王手をかけますが、今度は安青錦関が熱海富士関を寄り切って優勝まであと1勝としました。

そして迎えた巴戦3戦目。
勝てば優勝が決まる安青錦関は、大関昇進後左足小指の骨折などで負け越しや全休が続き、関脇に転落してからの思いを胸に大一番に臨みました。

優勝&大関復帰へ 関脇・安青錦:
けがして関脇まで落ちて、“自分はここで終わる人間じゃない”なと。

立ち合い安青錦関は低く当たって左を差すと、必死にこらえる霧島関を力強く寄り切り。
三つどもえの死闘を制し、3度目の優勝を果たしました。

今場所10勝以上で大関復帰という条件を満たし、ひと場所で返り咲くことになった安青錦関。

名古屋城の近くで行われた祝勝会では、恒例のタイ持ちで葉っぱがくっついてしまうハプニングもありましたが、おかみさんの素早いアシストを受け、笑顔で写真に納まりました。

この3度目の優勝と大関復帰への原動力となったお店が、所属する安治川部屋近くにあるウクライナ料理店「DOMIVKA Ukrainian Soul Tokyo」です。

この店に安青錦関は足しげく通い、ボルシチなどのふるさとの味を堪能しているといいます。

店のスタッフ全員がウクライナ出身で中には戦火から逃れてきた人も。
安青錦関は、店内に展示された祖国の地図にある生まれ故郷にピンを刺し懐かしんでいたそうです。

26日の優勝決定戦前、支配人のヴィクトリアさんは応援に集中するため、いったん閉店。
優勝を心から願いながら、スタッフ全員で運命の取組を見守りました。

安青錦関の優勝が決まると、ウクライナ国旗の色のカクテルをお客さんに振る舞いました。

ヴィクトリアさん:
安青錦さんが好きなケーキも作った。甘いもの大好きなので、安青錦さんに大きなケーキを渡します!

祖国の人々の思いも背負う安青錦関。来場所は再び大関として土俵に立ちます。

優勝&大関復帰へ 関脇・安青錦:
(Q.大関としてどんな姿を見せたい?)“安青錦らしく”しっかり我慢強く、いい相撲をみせたいなという気持ちが一番強い。またさらに一番上の番付を狙っていきたい。

フジテレビ
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