“核のごみ”の最終処分場選定の文献調査を受け入れた佐賀・玄海町の町長選で当選した日高大助氏は、町民や議会との相談が必要とした上で「町の面積を考えると最終処分場の立地は難しいと感じている」と述べた。
“核のごみ”文献調査が進む玄海町
任期満了に伴う佐賀・玄海町長選挙は7月26日に投票と開票が行われ、新人で町の元課長・日高大助さん(55)が現職で3期目を目指した脇山伸太郎さん(69)を破り、初当選を果たした。
玄海原子力発電所が立地する玄海町は、原発から出る高レベル放射性廃棄物“核のごみ”の最終処分場を選定するための第1段階となる「文献調査」を受け入れている。
新町長となった日高氏は当選が決まった直後、報道機関の取材に対し“核のごみ”の最終処分場について次のように述べた。
「町の面積では処分場立地は難しい」
玄海町長選で初当選した日高大助氏(55):
どこかには処分場が必要になると思いますので、国、NUMOにもっと文献調査の候補地を探してほしいと考えています。ただ玄海町の面積を考えると最終処分場の立地は難しいのかなというのは感じています。ただ報告書が上がっていない段階ですので何とも言えないというのが正直なところです

日高氏は「文献調査の報告書が出てから国の審議会やNUMO(調査主体の原子力発電環境整備機構)主催の説明会があると思うので、町民の反応を見ながら議会とも相談し判断していきたい」と述べた。
“核のごみ”最終処分場の候補地となっている玄海町。新町長は重い課題を背負って新たな町政をスタートさせることになる。
一方、最終処分場選定のための第2段階「概要調査」に進むには佐賀県の同意が必要となり、今年12月の知事選挙での論戦も注目される。

