島根・出雲市の商店街「サンロードなかまち」の大規模火災から7月23日で1か月。
復興に向け支援の輪が広がる中、火災発生の2日後、いち早く動いた人たちがいました。
その一人、支援の寄付を募るクラウドファンディングを立ち上げた発起人の女性に、その思いを聞きました。
現在の支援総額2600万円あまり…火災発生の2日後、6月25日に立ち上げられた「大規模火災復興支援」のクラウドファンディングです。
これまでに1800人余りから善意が寄せられました。
その発起人の1人、矢田明子さん。
「サンロードなかまち」の地元・今市町の出身です。
矢田明子さん:
実家とか親戚みたいな場所ですよね。お祭りもここのみんなとしてるし、放課後にみんなでたまって遊ぶのもここらへんだし。思い出のほとんどがここでできてる感じじゃないですかね。
矢田さんが見せてくれたのは、子どものころ、商店街のイベントに参加したときの写真。
矢田明子さん:
4、5歳ぐらいかもしれないです。これ分かります?この、サンロードの、まさにここです。
そんな思い出の場所が炎に包まれたあの日、矢田さんは、住まいのある雲南市から避難所に駆けつけ、支援にあたりながらすぐに何かできないかと考えたそうです。
矢田明子さん:
大規模火災とか大規模震災って、復興しようと思ったときに巨額なお金もかかりますし、人手もかかるので。だから、注目が集まってるうちにそういう応援を集めるってことをしないとなって。
こうして、火災の発生からわずか2日後に立ち上げられたのが、あのクラウドファンディング。
矢田さんと同じように多くの人が思い出を刻んだ商店街の復興を願う気持ちが共感を呼び、県の内外から2600万円を超える支援金が寄せられています。
矢田明子さん:
(商店街に)思い出がある人、お世話になった人とかが、それだけいるっていうことなんだと思いますけどね。県外の方たちとかも、全体の半分ぐらいいらっしゃるんですよ。初めて中町を見てくださった人たちだと思うので。これはほんとにありがたいですね。
現場に残されたがれきなどの撤去費用は全体で4000万円から5000万円にのぼるという試算もありますが、公費では十分賄うことができないため、クラウドファンディングで集めた支援金を不足分に充てることも検討しているということです。
このクラウドファンディングは3000万円を次の目標に掲げ、7月末まで実施されます。
