タイとカンボジアで大規模な軍事衝突が発生してから、24日で1年です。
停戦合意後も国境の封鎖が続き、現地の日系企業に深刻な影響が出ています。
タイ軍が国境沿いで建設を進める、高さ3メートルを超える壁。
2025年、国境付近の領有権をめぐり大規模な戦闘に発展した両国では、停戦合意後も国境検問所の封鎖が続いています。
タイで家電製品向けの配線部品を製造するこちらの企業では、カンボジアへの陸路が使えなくなったため、日本から直接カンボジアへ部品を送り、完成品も日本へ直接輸送するルートに切り替えました。
この影響で、輸送期間は1日から1か月に延び、物流コストも約3倍に膨らんでいます。
行田電線タイ法人・坂口准也社長:
非常に影響が大きいので、一刻も早く以前の状態カンボジア・タイの国境を早く開いてもらいたい。
さらに、カンボジアの工場では、2025年12月に近くで起きた空爆により、約1か月間、操業停止に追い込まれたほか、避難した従業員の約1割が戻らない事態も起きました。
現在、工場の操業に支障はありませんが、国境封鎖による物流への影響は続いています。
行田電線カンボジア法人・石畠寛和社長:
新しい工場の建屋も買ってやっていこうという時に、非常に残念。1日も早く仲直りしてほしいなと思います。
企業は価格への転嫁を避けるため、増えた物流コストを自社で負担し続けていますが、物流正常化のめどは立っておらず、影響の長期化が懸念されています。
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