「ディート」「イカリジン」の違いと選び方
■ディート
日本で最初に承認された虫よけ成分。生後6カ月未満の乳幼児には使用不可。服の上からスプレーした場合、ポリエステル素材を含んだ服やプラスチック製品を変色・変質させる恐れがある。
■イカリジン
2015年に承認された比較的新しい虫よけ成分で、プラスチック製品や化繊の服に吹きかけても素材を変色・変質させることがない。皮膚への刺激も少なく、年齢制限や一日の使用回数に制限がない。ディートよりも使い勝手がよく、対応できる虫の数もディートと同様。
どちらも蚊よけに効くことに変わりはありませんが、服の上からもスプレーしたい場合や、赤ちゃんに使いたい場合はイカリジンを含んだ虫よけを選ぶといいでしょう。
なおキャンプや山登りなどに出かけて、長時間虫から身を守りたい場合は、濃度の高い医薬品の虫よけを選ぶのがよさそうです。
室内の蚊にはワンプッシュ式がオススメ
では次に、室内に侵入してきた蚊の撃退法についてお話しましょう。家の中の蚊には、蚊取り線香や、電気蚊取りを使うのがこれまではスタンダードでしたが、近年はワンプッシュ式のスプレータイプの蚊取りが定番になりつつあるようです。
ワンプッシュ式蚊取りと従来の蚊取りは似て非なるものです。従来の蚊取りが熱で薬剤を気化させて蚊を駆除するスタイルなのに対し、ワンプッシュ式は薬剤をミスト状に空間に噴射して壁や床に付着させ、休憩のために壁や床に止まった蚊を駆除します。
スプレーをワンプッシュした際、壁にとどまる薬剤は30%程度で、70%の薬剤は床に落ちてしまうのですが、蚊は飛んでいる時間よりも壁に止まって休んでいる時間のほうがはるかに長いため、しばらく経つとほとんどの蚊はコロリと床に落ちてきます。
ワンプッシュ式蚊取りは、電気も火も必要ないうえに一回の使用で半日〜1日と、効果が長く続くので非常に便利なのですが、使い方を間違えると効果が半減してしまうので注意が必要です。

