岩手県遠野市の猿ケ石川上流で、東京の企業による小水力発電所の建設計画が浮上していることを受けて、地元の市民団体が7月21日、計画中止を求める署名を市に提出しました。
21日は「遠野の川を考える会」の野口幸博代表などが遠野市役所を訪れ、村上明洋環境整備部長に計画の中止を求める署名や要望書を手渡しました。
団体によりますと、遠野市の猿ケ石川上流では、東京の自然エネルギー発電会社が小水力発電所の建設を計画していて、発電用の水車まで3.74kmの取水管の設置を検討しているということです。
その中止を求める署名は、全国の渓流釣りファンなど約3万人から寄せられていて、イワナの繁殖への影響や、自然環境の破壊への懸念の声が出ているということです。
遠野の川を考える会 野口幸博代表
「水質悪化したりとか、単純に水量が何割減るっていう以上に、やはり確実に生態系への影響があると思う」
団体では市に対し環境を守る指導など15項目を要望をしていて、市側は、「再生可能エネルギーも大切だが自然との共生も重要」との考えを示しました。
岩手めんこいテレビの取材に対し、自然エネルギー発電会社は「担当者が不在だ」としています。
