去年4月、府中町の公園で会社員の男性が殺害された事件で、犯行を主導したとして強盗殺人の罪に問われている17歳の少年の裁判が開かれ、検察は懲役20年を求刑しました。
起訴状などによりますと、少年は、去年4月、当時18歳の男女と共謀し、府中町の公園で女の援助交際相手だった東京都の会社員の男性に対し木の棒で頭を殴り殺害し現金8万円余りが入った財布を奪った強盗殺人の罪に問われています。
少年は、殺意はなかったとして起訴内容を一部否認し、裁判では「殺意の有無」と「少年の処分」が主な争点となっています。
22日の裁判で、検察側は、死亡させる危険性が高いと認識した上で致命傷を与える暴行を加えたことから少年には殺意があったと主張しました。
また、無防備な被害者に対し2人がかりで一方的かつ執拗で強度の暴行を継続し、「犯行態様は卑劣かつ残虐」と指摘。本件犯行で最も重要な役割を果たしたとして少年に懲役20年を求刑しました。
一方で、弁護側は少年院送致などの保護処分を求めていて、刑事処分の場合でも少年には、強固な殺意は認められないことから懲役10年が相当だと訴えました。
裁判の終わりに、少年は「ここに来るまで被害者の気持ちや遺族の気持ちを色々考えた。この度は本当にすみませんでした」と謝罪。
判決は今月29日に言い渡されます。
