アメリカ・ニューヨークで、移民当局の事務所が入るビルの敷地に突然、男が放火。
その一部始終をカメラが捉えていました。
現場は、ニューヨークにあるFBI(連邦捜査局)やICE(移民税関捜査局)の事務所が入るビル。
現地20日午前8時半ごろ、ビルの入り口に近づいてきた男が、バケツからガソリンをまき火を付けました。
男はその後も黒煙を上げて燃え盛る炎に近づき、箱のようなものを投げつけました。
すると、周囲に爆発音が響き渡りました。
当時の緊迫した状況を、現場周辺にいた人は「すごく大きな爆発音が聞こえた。普通の花火よりも明らかに音が大きかったので、これは花火ではないと思った。3回か4回、5回くらい音がしたかもしれない。近くの人たちはその場に立ち尽くしていた。彼らは『何が起きているのか』と聞いてきたが私も分からなかった」と明かします。
その後、男は駆け付けた警察官などに取り押さえられ、火も消し止められたものの、連邦職員など3人が軽傷を負いました。
捜査当局によりますと、拘束された男はアンドリュー・アラバカ容疑者(43)。
2001年から2005年までアメリカ陸軍に所属していたということです。
アラバカ容疑者は火を付けたあと、ビルに向けてエアガンを複数回発射。
現場に残されたアラバカ容疑者のものとみられるカートには、移民の取り締まりに反対するメッセージが書かれていて、中にはおのやハンマー、大型ナイフなど複数の武器が入っていたということです。
放火されたビルに入っているのは、移民の取り締まりに当たるICEの事務所や移民裁判所。
アラバカ容疑者は取り押さえられた際、移民当局を非難する言葉を叫んでいて、今回の犯行は移民当局への抗議とみられます。
逮捕後の取り調べには「連邦職員だろうと民間人だろうと、傷つけたり殺したりしても構わなかった」などと話しているということで、FBIが犯行の経緯などについて詳しく調べています。
