災害級の暑さが列島を襲っています。
岐阜県と愛知県では全国で初めて40度以上の酷暑日となりました。

この暑さで、病院には患者が続々と運ばれる事態に。
熱中症の疑いによる死者も相次いでいます。

21日午後1時56分、岐阜・郡上市八幡で最高気温が40度に達し、2026年、国内で初めて酷暑日となりました。

その後、岐阜・多治見市で40.3度、愛知・豊田市で40.1度を観測するなど、災害級の暑さとなりました。

21日、全国で一番暑くなったのは岐阜・多治見市で40.3度。
気温が40度となると「酷暑日」と呼ぶ運用を2026年から気象庁が始めましたが、全国3カ所で40度以上となり、初の酷暑日となりました。

21日、全国で初めて40度を超えた岐阜・郡上市八幡では午後4時前、手元の温度計が41度となっていて、じりじりと熱がこもるような暑さとなっていました。

また、35度以上の猛暑日を記録したのは278地点と2026年最多となり、全国的に災害級の暑さで、熱中症警戒アラートは2026年最多となる42の都府県で発表されていました。

最高気温38.6度を観測した埼玉・熊谷市では、午前中から気温が急上昇。
午前11時に36.1度と猛暑日となっていました。

街の人は「11時で猛暑日になったことはない。今シーズン初めてです。暑いですよ、午前中でこんなに暑いことはないですから」と話しました。

この熊谷市で開催されていたのは「熊谷うちわ祭」です。

毎年祭りに参加しているというイカ焼き屋台の女性は「(Q.それは何を着ている)氷のうベスト。去年3回くらいひっくり返ったから、もう十分に予防しておかないと」と話し、背中側に氷が入ったベストを着て対策万全です。

暑さを売りにしている熊谷市ですが、祭りでは熱中症対策も実施。

空調の効いた救護テントを設置し、関係者が熱中症対策の救命講習会を受講するなど、万全の態勢を整えていました。

午後2時、山車の巡行がスタート。
夏休みということもあり、大勢の子供が参加していました。
冷たい飲み物が配られたり、ミストがまかれたりと熱中症対策がとられていました。

そして午後3時、手元の温度計で40度を超えると、救護テントに家族が現れました。

治療を終えた親子は「頭とかが痛くなっちゃって」「ラグビーパレードに出ようと思ってきたら熱中症になって」と話しました。

FNNの調べでは20日までの3連休、全国で熱中症の疑いで亡くなった人は判明しているだけで40代から90代の男女11人に上ることが分かりました。
このうち9人が20日に亡くなっています。

この殺人的な体温超えの暑さは21日も続き、埼玉慈恵病院には、午前中だけで4人の熱中症の症状の患者が搬送されてきました。

4人のうち3人は屋外での作業中でした。

埼玉慈恵病院・藤永剛副院長:
みなさん外で意識を失ったりとか、あるいは脱力で倒れてしまって救急搬送。もうすでにお昼の段階で4台来た。気温も上がりそうだし、まだ救急搬送の可能性高い。

4人のうち1人は70代の女性でした。
女性は夜、エアコンをつけずに就寝し、吐き気や脱力で救急搬送されてきたといいます。

埼玉慈恵病院・藤永剛副院長:
やっぱりなんといっても猛烈な暑さ。体温超えというのは体に相当負担がかかる。体温の調整がうまくいかなくなるので、外に出たり何か作業するのは危険。

気温の上昇で大気の状態が非常に不安定となり、ゲリラ雷雨が発生しています。

午後4時前の茨城・常陸太田市では、雷が落ちる音とともに激しい雨が降りました。

大子町では、段差がある階段から雨水が流れ込んでいました。
ドアを開けるとたまっていた雨水が流れ込んでくるなど、大きな影響が出ていました。

東京都内に雨雲が発生したのは午前10時半ごろです。
奥多摩町で大粒の雨が降り出し、その後、発達した雨雲がかかった青梅市ではザーザー降りの雨。
日の出町では、たまった雨水が激しく流れ落ちる様子が見られました。

山梨県内では取材班もゲリラ雷雨に遭遇しました。

午後2時ごろ、車のフロントガラスに打ち付ける雨粒がかなり強く大きくなり、前方にある富士急ハイランドのジェットコースターがかなり見にくくなっていました。

高速道路を降りても続く雨。
アスファルトをたたきつける激しい雨の中、自転車の人はかっぱを着込んでいましたが、かごの荷物はびしょぬれです。

このあとの帰宅時間帯には、関東の平地でもゲリラ雷雨が発生する恐れがあります。
最新の情報に注意が必要です。