鹿児島県霧島市の温泉施設「かれい川の湯」で入浴中に行方不明となった熊本県八代市の保育園児・田中嶺臣ちゃん(5歳)。失踪から3週間あまりが経過した7月17日、施設近くの天降川沿いで子どもとみられる遺体が発見された。性別は男性で、身長は約115センチメートル。警察が身元の確認を急いでいる。

「見つかる可能性はある」――毎日現場に通い続けた父親の願い

嶺臣ちゃんが行方不明となったのは6月21日のことだ。霧島市隼人町嘉例川にある温泉施設「かれい川の湯」で、家族と一緒に入浴していた最中、両親が3分ほど目を離した際に姿が見えなくなった。

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浴室の窓が開いており、施設のすぐそばには天降川が流れていた。警察はこの状況から、嶺臣ちゃんが窓から外に出て川に落ちた可能性があると判断。延べ約1000人態勢で捜索を続けてきた。

失踪から約3週間が経過した7月15日には、ボランティアの協力を得て初めて海上での捜索も実施された。この日、嶺臣ちゃんの父親がカメラの前で初めて胸の内を語った。

「見つかることを願って見ているだけ。見つかる可能性はあるので、一生懸命探して見つけたい」

毎日欠かさず現場を訪れていた父親は、海上捜索が実施されたこの日も嶺臣ちゃんを見つけることができなかった。

「海に出て捜索する機会はこういうことでしかないと思うので。見つからなかったのは残念」

その言葉には、焦りと悲しみ、そして諦めることを拒む父親としての強い意志が滲んでいた。

施設から約700メートル下流、取水口近くで発見

7月17日午前9時ごろ、警察と消防による一斉捜索が再開された。約70人が温泉施設周辺や天降川河口など複数箇所に分かれ、捜索にあたった。

そして午前9時20分ごろ、「かれい川の湯」から約700メートル下流にある発電所の取水口付近で、子供とみられる遺体が発見された。

発見された遺体は性別が男性で、身長は約115センチメートル。衣服は身につけていなかったという。

地域に広がった捜索の輪

嶺臣ちゃんの失踪を受け、霧島市内では地域住民やボランティアも加わった大規模な捜索活動が続けられてきた。延べ約1000人が天降川流域や周辺地域を丹念に歩き、海上へも捜索の範囲が広がっていった。

現在、警察が身元の確認を急いでいる。

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鹿児島テレビ
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