札幌市中央区の青果物卸売業者「十丸中川青果」が札幌地裁から破産手続きの開始決定を受けたことがわかりました。民間の信用調査機関「東京商工リサーチ」によりますと、負債総額は約2億1000万円です。
十丸中川青果は1959年に設立された老舗の青果物販売業者で、札幌中央卸売市場青果部の仲卸業者として、道内大手スーパーや量販店、小売店、飲食店、病院などに販売していました。道外市場にも販路を持ち、ピーク時の1992年3月期には約33億9700万円の売上高を計上していました。
しかし、同業他社との競合などから減収傾向が続き、2019年3月期の売上高は約10億円まで落ち込んでいました。さらに新型コロナウイルスの感染拡大以降は、取引先の外食産業やホテル、病院、学校給食の需要が大きく減少し、厳しい経営状況が続いていました。
2025年3月期の売上高は約7億5000万円にとどまり、今後の業績回復の見通しが立たなくなったことから、2026年4月2日に従業員を解雇し事業を停止。5月27日に札幌地裁へ破産を申請し、7月6日に開始決定を受けました。
