気になる疑問やニュースのナゼを解き明かす「どうなの?」です。

東京都内では、16日で3日連続の猛暑日となる本当に危険な暑さが続いています。

また16日、埼玉・熊谷市の埼玉慈恵病院には、70代の女性が脱力感を訴え救急搬送されました。

女性は、15日に猛暑のなか外出するなどしていて熱中症とみられているんです。

山崎夕貴キャスター:
ここ数日で本当に急に暑くなりましたから熱中症、怖いですね。

安宅晃樹キャスター:
そんな2026年ならではの注意点があるということで、16日の「どうなの?」は、「気温急上昇で危険な暑さ ノーマーク熱中症に警戒」について見ていきたいと思います。
2026年、全国で熱中症によって搬送された人の数を見てみますと、ある傾向が見えてきました。総務省消防庁によりますと、大体5月から熱中症で搬送される人が出始めていたんですね。7月の第1週目までは多くとも千数百人くらいの規模感だったわけなんですが、グラフが急にがくっと伸びているのが、6日から12日までの1週間なんです。この1週間で、全国で救急搬送された人は4580人ということで、前の週に比べてみても3倍以上に増加しているんです。

榎並大二郎キャスター:
東京でも30度を超える日が何日かありましたが、3倍というのは何か要因があるんですか?

安宅晃樹キャスター:
何が要因となっているのか。それは、急な気温の変化が搬送者数の急増に関係しているといいます。実は、東京では2026年6月、梅雨の時期は涼しかったですよね。30度以上の真夏日で見てみましても、2025年は6月1カ月で13回あったんですが、2026年は2回しかなかったんです。そのため涼しい日々から急に暑くなると、まだ体が暑さに慣れていないため熱中症になりやすい。その熱中症を“ノーマーク熱中症”と呼ぶこともあるそうです。
では、このノーマーク熱中症がどのようにして起こっていくのか、16日はサッカーに例えて説明していきたいと思います。フィールドが人の体だと思ってください。私が持っているボールが体の中の熱です。この熱がゴールに入ってしまうと熱中症になってしまうんですが、この熱から体を守るのがディフェンダーとしての汗がいるわけなんですよ。この汗がいると普段はマークして、きちんと体に入っている熱を体の外に出してくれる。クリアしてくれているわけですが、2026年の6月は涼しかったですよね。まだ、汗をかく準備ができていないんです。ですのでディフェンダーが減りました。マークがついていないということで、きちんとこの熱を体の外に排出することができずゴールになってしまう、つまりは熱中症が起きやすくなるというんです。
また、特徴として、熱中症への準備・警戒が涼しいこともあって薄れていたとそのような意識も要因だといいます。特に、ご高齢の方は暑さに体が慣れるのにより時間がかかるといわれていて注意が必要だということです。

山崎夕貴キャスター:
サッカーに例えて分かりやすくなったのか分かりにくくなったのか…。とにかく急に暑くなったら熱中症になりやすいから警戒が必要ということですね。

榎並大二郎キャスター:
汗をかくというのはやっぱり大事なんですね。

遠藤玲子キャスター:
私も思い出しました。2025年、ちょうど東南アジアに急に旅行に行って、暑いところに行ったので熱中症になった経験があるので、サッカー私好きなので特に分かりやすかったです。

榎並大二郎キャスター:
どういう症状なんですか?

遠藤玲子キャスター:
筋肉痛だったんですけど全身、体が痛くなるという。時間差で来たので、それこそ気づかぬうちにっていう感じでした。

三宅正治キャスター:
気づいた時にはもう熱中症になってしまっているということですね。それは自分の中で熱中症になるかもという確認って取れないじゃないですか。それどうすればいいんですか。

安宅晃樹キャスター:
そのような方のために、日本医科大学と国立環境研究所のグループが開発して13日にリリースしたばかりの「熱中症判定アプリ」というもので現在の症状が分かるというんです。具体的に見ていきます。
まずは、スマートフォンやパソコンで「熱中症判定アプリ」と検索し、日本救急医学会のホームページのQRコードなどから専用サイトに進むことができます。その上で、免責事項などを確認・同意しますと、性別や年齢など体調が悪い人がどういった人なのか、またその人がどんなことをしている状況だったのか、現在の症状など13の項目に答えていきます。すると、熱中症のレベルが表示されて、その人の熱中症の危険度が分かるようになっているんです。
熱中症の危険度は全部で3段階に分かれて表示されていて、その場で様子を見たほうがいいのか、一方で受診をしたほうがいいのか、さらには救急車などを呼んだほうがいいのかなどの対応策も示してくれるといいます。
とはいえ、気温が上がっている今の状況どうしていけばいいんでしょうか。熱中症総合研究所の三宅康史医師によりますと、やはり大前提は熱中症にならないように頑張りましょう。体は暑さに対して大体10日あれば慣れていくということなんですね。ですので今、無理に外をお散歩して体を無理に暑さに慣らそうとせずに、今は暑さを避ける行動をとる、これが重要だと指摘しています。

山崎夕貴キャスター:
これだけ暑いなか無理して散歩すると、それこそ熱中症になってしまいますから無理せず涼むことが大事ですね。

安宅晃樹キャスター:
とはいっても、もしめまいや立ちくらみなどの熱中症の症状が疑われたらどうすればいいのか。三宅医師によりますと合言葉は「FIRE」だといいます。頭文字をとっているんですが、まず1つ目のFは「FLUID」水分をとること。そして、Iは「ICE」頭や手などを冷やしてください。Rは「REST」とにかく休むこと。Eは「EMERGENCY CALL」ためらわずに救急車を呼ぶ。この大切な頭文字「FIRE」をぜひとも頭に入れていただければと思います。
ということで16日の「どうなの?」は、「気温急上昇で危険な暑さ ノーマーク熱中症に警戒」について見てきましたが、2026年は急に気温が上がったことによる熱中症に注意が必要です。すでに暑くなり始めたこの時期、専門家は暑さに慣れる行動よりも避ける行動というものを呼びかけています。また、万が一、熱中症の症状が疑われた時は合言葉「FIRE」をぜひ覚えてください。

榎並大二郎キャスター:
子どもにはよく「水を飲みなさい」と言うけど、自分がとるのを忘れたりするからこまめに水分取りながら、徐々に暑さに慣れていってこの暑い夏を乗り切っていきましょう。