体を守る免疫の仕組みに関する研究で、日本人として初めてノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進さんが7月11日、亡くなりました。86歳でした。
利根川さんは1939年、名古屋市に生まれ、京都大学を卒業後、アメリカやスイスで分子生物学や免疫学を研究しました。
限られた数の遺伝子から、膨大な種類の抗体がどう作られるのかは、免疫学の長年の謎でしたが、利根川さんは、抗体を作る遺伝子の一部が組み替わることで、多様な抗体が生み出される仕組みを解明しました。
この一連の研究で1987年、ノーベル生理学・医学賞を単独で受賞しました。
その後は研究分野を脳科学に移し、記憶が脳に保存される仕組みの解明にも大きく貢献しました。
