富山県滑川市の無職の男が東京で無差別殺傷事件を計画したとして逮捕された事件の続報です。逮捕前に男は知人に「7人以上の命を奪って、歴史に名を残したい」という趣旨の話をしていたことが新たに分かりました。
ある男性のSNSの投稿に送られてきた1通のメッセージ。
「最近生きるのにも疲れてきたんで、秋葉のように楽しくヤッてタヒもいいかと思うようになりました」
大友秀逸さん:
「秋葉原のような無差別殺傷事件を「楽しむ」という表現をしていて、「タヒる」というのはネットの隠語で「死ぬ」っていう意味」
逮捕された男からメッセージを受け取った東京都の大友秀逸さん。2008年に東京・秋葉原で7人が死亡した無差別殺傷事件を起こした加藤智大元死刑囚の元同僚で友人でした。今は保護司として活動しています。
大友秀逸さん:
「秋葉原の事件に興味がある人なんだろうなとは思った」
殺人予備の疑いで逮捕・送検された滑川市上小泉の無職・毛利勝己容疑者(53)。
東京都内で不特定多数の人を殺害しようと計画し、東京行きの高速バスを予約したうえ、自宅でリュックサックにナイフ1本を入れるなど、殺人の準備をした疑いがもたれています。
警察によりますと、毛利容疑者は容疑をおおむね認めていて、秋葉原の無差別殺傷事件を意識していたとみられています。
今月1日に突然、毛利容疑者から連絡を受けた大友さんは、その後もやり取りを続けたといいます。
大友秀逸さん:
「(最初のメッセージ)の1週間後くらいに、『生活が困窮していて苦しいんだ』とか、『秋葉原の事件のように7人くらいの命を奪う』みたいなことをはっきりとは書いていないけれど、ぼかしているような感じで」
送られてきた文面には「最後に思う存分闘ってみたい」「秋葉の七人はクリアして、歴史に、死亡者の家族等の記憶に自分を残すも一興」など無差別殺傷をほのめかす内容が書かれていました。
その後、大友さんはあるメッセージで、毛利容疑者が本当に事件を起こそうとしていると感じたと言います。
大友秀逸さん:
「『こちら(富山)を片して、覚悟を決めて、片道切符で行こうと思うんです』みたいな内容が来たので、『これは犯罪を行うということでいいですか?』とはっきり聞いた。そうしたら、『言及は差し控えさせてください』みたいなコメントが来て、違和感というかおかしいなと思った。否定もしないし、この人逆にやる気がするなと感じた」
大友さんはこのやりとりの翌日の今月11日に、近くの警察署に情報を提供しました。
そして、県警は1人暮らしのアパートの部屋で、毛利容疑者を見つけ、12日に逮捕しました。
大友さんによると、毛利容疑者は高速バスで県内を出発するのは13日の夜で、14日の朝に新宿駅のバスターミナルに到着すると話していたということです。
毛利容疑者は警察の調べに、「物価高による生活苦などから死にたいと思った」と供述していますが、容疑者のアパートの管理会社によりますと、家賃は滞納していなかったということです。
さらに容疑者は、「東京で無差別殺傷事件を起こせば、射殺されるか死刑になって死ぬことができると考えた」と話していて、警察が詳しい経緯や犯行計画について調べを進めています。
