7月18日に湖水開きを迎える福島県の猪苗代湖。いま大きな問題に直面している。それが「マツ枯れ」の被害だ。
郡山市湖南町区長会会長の村松千尋さんは「こう見るともうほとんど全部が松くい虫の被害を受けた樹木ですね」という。

■マツ枯れが深刻化
赤茶色に変色したマツの木。周辺には切株も目立つ。猪苗代湖の舘浜(たてはま)で問題となっているのが「マツ枯れ」。原因は特定のムシを媒介して蔓延する伝染病だ。
郡山市湖南町区長会の村松さんは「こういう穴がみんなこれ松くい虫の線虫が侵入してる。この中で幼虫が育つ成虫は上に行ってマツの葉っぱを食べて枯らしてしまう」と話す。

■猪苗代湖の3つの浜でマツ枯れ被害
「マツ枯れ」の被害は2、3年前から急激に拡大。特に舘浜・舟津(ふなつ)浜・横沢(よこさわ)浜の3つの地区で深刻化していて、景観上の問題に加え、倒木の危険や防風林としての機能の低下などが懸念されている。
枯れたマツの木は倒木を防ぐため、それぞれの土地を所有する財産区の予算で伐採する必要があるが…郡山市湖南町区長会の村松さんは「あまりにも広範囲に被害が大きいものですから、もう自前(財産区の予算)では対応できないと」と話す。

■処分費用支援や防除対策を
こうした状況を受け、村松さんは郡山市に対し、マツの木の伐採や処分などにかかる費用の支援や、中長期的な防除対策に取り組むよう求めている。「マツ林は地元にとっても大事な観光資源と生活に係る樹木ですから、早めの対応をお願いしたいなと思っています」

郡山市でも2026年度から処分費用などの補助を行っているが、要望を受け、さらに対策を検討していくとしている。

福島テレビ
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