「てつたま」です。
【野川諭生アナウンサー】
まもなく夏休みを迎えるちびっ子たちへ、一足早い夏休み企画、岡山県津山の鉄道旅をお伝えしています。
今回は鉄道初心者にぴったりの場所を尋ねました。
それでは…。
【塚本恋乃葉さん・野川アナ】
「あ!来た来た!」
「かわいい」
ピンクのひときわ鮮やかな車体が目を引く、SAKU美SAKU楽は岡山駅と岡山県北部の街・津山を結ぶ観光列車です。
前回は列車に乗り込み、ゆっくり流れる景色を楽しみながら…。
【塚本恋乃葉さん】
「スイーツ!」
観光列車ならではの魅力も楽しみ、目的地の津山を目指しました。
【塚本恋乃葉さん・野川アナ】
「津山線は縁起のいい駅名が多いんですよ」
「縁起のいい駅名?」
「そうなんです。この列車が止まって、我々も降りられるのが福渡駅と亀甲駅ですね」
「福渡、確かに」
2つ目の停車駅、亀甲駅にはおよそ5分間停車。
ここにはちょっとした名物になっているものがあります。
【塚本恋乃葉さん・野川アナ】
「え!」
「亀甲駅なのでさっそく」
「亀?」
「そう、かわいいでしょ?」
「かわいい。なんか本当にご利益がありそうな…」
「これだけじゃないんですよ」
亀甲駅はその名の通り、まさに亀尽くし。
駅舎の中で亀も飼われていました。
【塚本恋乃葉さん・野川アナ】
「ちょっと待ってください。あれ私です」
「あ、本当だ。『私』がいた!」
「撮ってください。火の用心」
「恋乃葉さん。駅舎の確認をしに行きませんか」
「そうですね!」
「行きましょう。行きましょう。OK、この辺りで振り返ってみましょう。せーの、じゃん」
「駅舎そのものが亀!」
「『亀甲』を体で表しているということですね」
「そしてお目目の部分が時計じゃないですか」
「極めて実用的だという」
「面白いですね。だから皆さん早々と」
「一目散に出ていきましたよね。ユニークな駅舎です」
「おもしろい」
「ただ停車時間が5分なので…」
「これは間に合わない。見とれてしまって」
「そろそろ戻りましょうね」
「縁起のいい駅に恋乃葉さん(のポスター)も」
「うれしいですね!」
「あの(ポスターを見ていた)時間、めっちゃ無駄じゃないですか?」
「停車時間5分の中で(笑)」
ユニークな駅舎の巨大な亀に見送られ、次は終点、津山です。
【塚本恋乃葉さん・野川アナ】
「たくさんの駅を通り過ぎていきますけど、これは一度見たら忘れられないじゃないですか?」
「忘れられないです。亀甲駅」
岡山駅を出発しておよそ1時間30分。
旅の目的地、津山駅のホームへと入線。
これで列車旅はフィナーレです。
【塚本恋乃葉さん】
「私、いつも目的地まで『早く着きたい、早く着きたい』としか思わないんですけど。
不思議と、もうちょっと乗っていたいと思う楽しい旅でした」
津山市は山間部にありながらおよそ9万人が暮らす、岡山県第3の都市です。
かつて津山は、『鉄道のまち』とも呼ばれていました。
JR津山駅からほど近い場所に今回の旅の一番の目的地があります。
【塚本恋乃葉さん・野川アナ】
「さあ、恋乃葉さん、津山駅から歩いて10分ぐらいのところ・・・。私が紹介したい夏休みの鉄道スポットがこちらです」
「津山まなびの鉄道館」
「はい」
「鉄道のことについて詳しく知れる」
「そういうことですね」
「なるほど」
ここは鉄道に関する資料や車両を展示する博物館で、鉄道初心者の恋乃葉さんが楽しく鉄道を学ぶにはぴったりの場所です。
まずは、あゆみルームで岡山の鉄道の歴史に触れます。
【津山まなびの鉄道館 高田宜嗣 支配人・塚本恋乃葉さん・野川アナON】
「おー、年表ですね」
「岡山県を中心とした鉄道の歴史が分かる部屋になっております」
「年表の一番最初、江戸時代から始まってますね」
あゆみルームには、津山や岡山の鉄道の歴史が年表にまとめられ、新幹線・岡山開業を記念した写真。
さらには、瀬戸大橋開通によって、本州と四国が鉄道でつながった日の写真など、日本の鉄道史に残る記念すべき瞬間が紹介されています。
しかし、なぜ津山が『鉄道のまち』だったのかというと…。
【津山まなびの鉄道館 高田宜嗣 支配人】
「3つの線が今も通っていますが、そこが交わる、いわゆるハブ駅、交通の要衝ということになりまして。転車台から大きな扇形機関車庫ができたというような感じになりますね」
津山駅は津山線に加えて、鳥取と津山を結び陰陽連絡を担った因美線。
さらには新見と姫路を結ぶ姫新線、3つの路線の結節点にあたります。
1936年に姫新線が開通すると、蒸気機関車の補給や整備をになう中継基地として、扇形車庫や転車台などが整備されました。
これが今の鉄道館の基になっています。
まさに、津山の発展は鉄道とともにあったんですね。
【津山まなびの鉄道館 高田宜嗣 支配人・塚本恋乃葉さん・野川アナ】
「全国に『鉄道のまち』と国鉄で名付けたところがありますけども、この津山もやはり鉄道に関係する職員の皆さん、たくさん暮らされていたと」
「そうですね。昔は1000人以上の国鉄の職員の方などがおられて、市場とかね。それから銭湯とか散髪屋さんとかあって、ひとつの街のような感じになっていたということを聞いたことがあります」
それでは、鉄道館最大の見どころ、扇形機関庫へ参りましょう!
【津山まなびの鉄道館 高田宜嗣 支配人・塚本恋乃葉さん・野川アナ】
「見えました~!すごい。もう、拍手」
「迫力がありますよね。支配人、こちらが扇形機関庫ですね」
「はい、こちらが機関庫になりますね。機関車庫でこちら転車台になります」
「転車台です。恋乃葉さん、これ何をする施設かわかりますか?」
「渡る!」
「渡る?あっ、なるほど!あっちへ行きたいなと思ったら渡る!そうではなくって!」
「あー、違う」
「支配人、この転車台、ターンテーブルですけども」
「そうですね。蒸気機関車の方向を変えるために作られたものになります」
「ここに機関車が乗って回るんですか、これは?」
「そうです」
「だからこの形なんですね。扇形」
「そう。本当に扇をパッと広げたような形をしていますけど」
「うわー!回っているの見てみたいな」
「ディレクターが回っている映像を流してくれると思いますのでご覧ください」
津山まなびの鉄道館の転車台は今も現役で動かすことができ、夏休みには車両を乗せて回すイベントも行われるそうです。
ゆーっくりと機関車が回っていく…。
大迫力ですね。
【津山まなびの鉄道館 高田宜嗣 支配人・塚本恋乃葉さん・野川アナ】
「支配人、扇形機関庫を拝見しますと、やっぱりかなりの迫力ですよ」
「現存しているものの中で2番目の大きさという規模になりますね」
「京都の梅小路機関庫に次いでですかね?」
「そうですね」
そして次回は…。
【野川アナON】
「お!国鉄の香りがいたします」
普段は入ることができない車両の中へ潜入します。
