厳しい暑さが続く中、大分県は避暑地としての魅力をPRして観光客を呼び込もうとキャンペーンを行っています。
その背景や観光地の受け止めを取材しました。
いよいよ夏本番。
本格的な暑さが到来する中、12日、宇佐市の岳切渓谷には涼を求めて多くの人が訪れていました。
◆訪れた人
「暑いので、涼しくて快適なところに行きたいと。いい所です」
こうした涼スポットを県がいま、積極的にPRしています。
◆県提供動画
「夏のおおいた避暑避暑ばなし。大分県のくじゅう地域とユネスコエコパークは知る人ぞ知る九州の避暑地」
県はPR動画も制作。台湾向けに作られたものは160万回以上再生されるなど関心は高いようです。
2025年1年間の県内の宿泊客数は統計開始以降、最多となる536万人でしたが、外国人客の夏場の動向を見ると、グッと落ち込んでいました。
こうした観光面の課題を克服しようと、大分が避暑地であることを強調するキャンペーンに取り組んでいるのです。
涼スポットからは歓迎する声が聞かれました。
◆長者原ビジターセンター佐藤宏紀さん
「だいぶ街と比べて涼しいので、こういった暑い時期に避暑地として、お客さんが来てくれるのは大変ありがたい」
こちらは九重町の飯田高原です。県によりますと、夏の平均気温は21.2度で、東京都心と比べると、8度ほど低いということです。この日も県外から訪れた観光客の姿がありましたが、大分の印象についてはこんな声が…
◆福岡から訪れた人
「大分は温泉のイメージが強い。涼しいというよりもどちらかと言えば温泉」
「日本一のおんせん県」を打ち出す大分ですが、その反面、涼しいという印象は薄いようです。
泉都・別府市のホテルでも夏場の客足の落ち込みを感じていて、工夫を重ねています。この夏は「ウェルカムスイーツ」として、宿泊客にかき氷やスムージーを振舞うほか、風鈴を飾るなどして、日本の涼しい夏を演出。県のキャンペーンにも期待を寄せています。
◆ホテル白菊西田 吉徳 取締役
「涼しい大分、クール大分という訴求をしてもらい、それが国内外に広まれば少しでも多くの人が大分に来てもらうチャンスがある」
さらに別府ではこんな取り組みも。
別府駅そばの観光案内所では水風呂のある温泉や冷たいグルメなどが楽しめるスポットをまとめた地図を製作。
観光客に無料で配布していて、別府では温泉とともに「涼」も楽しんでもらいたいと話します。
◆ワンダーコンパス別府 稲積京子マネージャー
「別府はいつきてもいい。温泉で汗を流してゆっくりしてもらいたい」
まもなく本格化する夏の観光シーズン。
涼しさを打ち出すキャンペーンの効果に注目です。
