近年の夏の厳しい暑さの影響で農家はコメの収穫量減少や品質低下に悩まされています。
その対策として、島根県は暑さに強い新品種を開発。
その名前が『つぶきらり』に決まりました。
7月13日、出雲市で開かれた県内のコメ農家の会合。
農家やJAの担当者など約300人を前に発表されたのは『つぶきらり』県が開発したコメの新品種「島系84号」の新しい名前です。
担当者:
近年の夏場の高温は非常に著しいものになっておりまして。
新品種開発の背景にあったのは年々厳しさを増す夏の暑さ。
山陰でも収穫量の減少や粒が白く濁るなど品質が低下、いわゆる「高温障害」が顕著になっていました。
その対策として、県は、高温の環境でも一定の収穫量が期待できる新品種の開発に2016年に着手、2025年、「島系84号」と命名しました。
島根県の主力品種コシヒカリと同じ9月ごろ、収穫できるほか、粒が大きく、面積当たりの収穫量はコシヒカリを上回るほか、稲の丈が短く台風などの強風で倒れにくいのも強みだということです。
こうして誕生した「島系84号」、県は本格導入に向け品種登録のための名称を公募、4500点を超える応募作から選ばれたのが出雲市の福田しのぶさんが考案した「つぶきらり」です。
「暑さに負けず、輝く稲穂に育つように」と願いが込められました。
島根県農林水産部・山本拓樹部長:
食べる側にとっても評価が高いということですべての面で期待しております。
しっかり販売先の戦略を関係者で作りながら販売も進めていきたい。
県は「つぶきらり」の導入に向け2027年にかけて試験栽培を行い、再来年2028年から県内全域で栽培を始めたいとしています。
