日本の夏の風物詩、花火にも祭りにも2026年は変化が。
千葉・成田市の夏の訪れを告げる『成田祇園祭』。
最終日の12日に行われた祭りのクライマックスは、成田山新勝寺の表参道の坂を、山車や屋台が一気に駆け上がる“総引き”です。
湿度が高くムシムシとした暑さのため、山車を引く女性の顔は汗でびっしょり。
山車のすぐ後ろには、熱中症対策として飲み物などを詰め込んだクーラーボックスが追走。
山車を引く人たちはこまめに休憩を取り、水分補給をして、再び参道へ。
そして、この暑さに祭りを見学する人たちもぐったり。
保冷バッグを持参して暑さ対策をする家族は「すぐ溶けちゃうので、こういうので(対策)」と話していました。
中には、頭まですっぽり完全防備で日光を遮断する人も。
そして、この暑さから逃れられないのが、夏祭りには欠かせない屋台です。
一日中から揚げを揚げ続ける屋台の女性の暑さ対策は、大きな保冷コンテナ。
「氷とか入れているんですが、一日溶けない」と話します。
一方、屋台を出す人たちを苦しめていたのは、暑さだけではなく物価高でした。
子供たちに大人気の定番・チョコバナナの値段を聞くと、2025年は1本300円でしたが、2026年は400円と、100円の値上げです。
チョコバナナの屋台:
去年は300円かな。仕入れの値段も上がった、安かった。チョコレートだってすごく値上がって、バナナも上がってます。ガス(料金)だってそう。すべて上がってます。
夏祭りを直撃していた物価高騰。
もう1つの夏の風物詩・花火大会にも2026年、大きな変化が起きていました。
夏の夜空を鮮やかに彩る打ち上げ花火。
京都・木津川市で30年以上続いてきた市民祭りの花火大会です。
例年8月ごろに行われていたこの祭りを、2026年は11月に変更。
さらに、花火に代わってドローンショーを行う計画だといいます。
その理由の1つが、人件費の高騰でした。
木津川市観光商工課・西谷昌豊課長補佐:
交通規制するには、多くの警備動員が必要になってきます。実際、花火を上げる費用よりも警備をする費用の方が高くなってしまう。
火を扱う花火大会は安全のため立ち入り禁止エリアが広く、多くの警備スタッフを確保する必要があるため人件費の高騰がネックに。
さらに、2025年、各地の花火大会で火災や事故が相次いだことなどを受け、安全面を考慮し検討した結果、代替案として浮上したのが、大阪・関西万博で強く印象に残ったドローンショーだったといいます。
木津川市観光商工課・西谷昌豊課長補佐:
(ドローンの利点は)コンパクトに縮めて警備ができる。同じ予算でも、ある程度ドローンに力が入れられるというところがある。
日本の夏の風物詩に起きていた変化。
今後広がっていくのか、注目されます。
