夏の高校野球福島大会で、今最も勢いに乗るのが福島高校だ。県内屈指の進学校でありながら、今春の県大会では44年ぶりのベスト4と躍進。その強さの秘密である、自らデータ解析を行う「賢く戦う野球」と、チームを引っ張る双子の2年生スラッガーの活躍に迫る。

■ 進学校が44年ぶり4強
福島県内屈指の進学校・福島高校。125年の伝統を誇る野球部は、2026年の『春の県大会』で44年ぶりのベスト4に進出。今大会の注目校に躍り出た。
強さの秘密は「賢闘一心(けんとういっしん)」のスローガンの通り「賢く戦う」こと。

扇の要・キャッチャーの高野悠斗(たかのゆうと)選手も、分析力を生かして多彩な投手陣を引っ張る。「バッターのちょっとした癖や、打席内の振る舞いで何となく相手の読んでいる球が分かる」と語る。
学校の課題研究では、選手たち自らがスイングの軌道を解析。2026年からそれぞれの弱点の把握と改善にも力を入れ、攻守にレベルアップを果たした。
高野選手は「1回も油断せずに一人一人のバッターに向かって、きっちり勝負していくのが夏の目標」と語る。

■ 注目は『自称・不仲』の双子
この緻密な野球にパワーを加えるのが、渡邉昇太(わたなべしょうた)選手・敢太(かんた)選手の双子の2年生。
兄・昇太選手:「距離を置きたいってのはありますね」
弟・敢太選手:「ほんと同じ気持ちです」
『自称・不仲』の2人だが、互いに切磋琢磨し、高め合ってきた。
弟・敢太選手は「3年生を甲子園に行かせてあげられるように頑張ります」と意気込む。

■ 猛攻7点!初戦を圧勝
注目の福島は7月11日に、郡山北工業との初戦を迎えた。二回表、4番・渡邉昇太(わたなべしょうた)・5番・渡邉敢太(わたなべかんた)の連続ヒットを足がかりに、先制点を奪う。
さらに4点を追加し、なおも4番・渡邉昇太がセンターオーバーのタイムリースリーベースヒット。この回一挙7点を挙げる。渡邉昇太選手は「自分がチームの起点となるようなバッティングを、その打席では心がけていたので良いところに打ったのかなって」と試合を振り返る。

9対1で初戦を勝利で飾った福島。油井智弥主将は「この勝利では慢心せずに、相手の研究をしながら頭使ったプレーで勝ち上がっていきます」と語る。
気持ちを引き締め、7月14日に会津工業との2回戦に臨む。

福島テレビ
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