避難指示の解除から10年。福島県南相馬市小高区では、震災後の変化の一方で、新たなにぎわいを生み出そうと歩み出す人もいる。

■100年続く理容室に幕
約8年前にふるさと・小高に戻ってきた志賀隆さん。帰還後、4代・100年続いた理容室を閉じる決断をした。
「震災で半壊、地震で。それだったらもう壊しちゃった方がいいねって。客にはもう全然会ってないから。震災以降どこ行っているかも分からないし」

■居住者は3割届かず
東京電力・福島第一原発から20キロ圏内にある南相馬市小高区。
10年前の2016年7月12日に、大部分の避難指示が解除されたが、震災前の人口・約1万3000人に対し、現在の居住者は3割にも届いていない。

■キュウリが希望の象徴
一方で、新たな産業も芽吹いている。
年間180トンのキュウリを生産するのは、3年前に完成した大型農業施設『小高園芸団地』。復興後、農業に力を入れる小高の希望の象徴だ。

■新風に期待する住民
小高に帰還し、2025年からここで働く佐々木ひろみさん。
医療機関や買い物ができる場所は減ったものの、小高を選んで移住してきた人がこれまでになかった事業を始めるなど、新しい風に期待している。
佐々木さんは「やっぱり仲良くしていた友達とか同じ年代がいたので、そういう人たちが戻ってこないのは寂しかったけど、頑張って小高で過ごしていきたいとは思っています」と語った。

福島テレビ
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