制服姿の生徒たちが身につけているのはサングラス。
いま学校現場で、紫外線から子どもたちの目を守る取り組みが広がり始めています。
朝の通学路で、“サングラス”を着用した制服姿の女子生徒たちの姿が。
教室での授業中も、体育の時間でも、生徒たちは“サングラス”を着用しています。
東京・北区の「女子聖学院中学校高等学校」では、2025年10月から学校生活でのサングラスの着用を、全国に先駆けて導入しました。
目的は、“子どもたちの目を紫外線から守る”ことです。
WHO(世界保健機関)も、紫外線対策は、子どもの頃からの取り組みが重要だとしています。
山陽小野田市立山口東京理科大学工学部 医薬工学科・山本直樹教授:
子どもの頃に浴びた紫外線の結果、大人になり白内障や加齢黄斑変性、そういうものの発症リスクが高まる。
最初は戸惑ったとの声もあり「ちょっとヤンキー感があるかなと思っていたが、普通のメガネと同じような感覚」と話す生徒も。
採用されたのは、紫外線対策と制服になじむデザインを両立した“指定サングラス”。
大手メガネブランドの中から、実際に使う生徒たちが決めました。
生徒からは「すぐ目がしょぼしょぼするので、サングラスをつけることで集中力が上がった」といった声も聞かれました。
この取り組みを支えるのが、生徒たちによるプロジェクトチームです。
サングラスを学校でどう広めていくか、生徒主体で活動し、啓発動画の制作にも取り組みます。
サングラスを特別なものではなく、身近な紫外線対策として発信。
現在約2割の着用率をさらに伸ばしたいといいます。
女子聖学院中学校高等学校 保健体育科・岡村直樹主任:
(サングラスには)ネガティブな印象がある。生徒が自分の体を守る選択肢の一つとして、サングラスをかけていけたらいい。
こうした動きは公立学校にも広がり始めています。
茨城・常総市の「水海道第一高等学校・附属中学校」では、県内で初めて、指定サングラスを導入。
6月には希望する生徒へのサングラス贈呈式も行われました。
在校生からは「自然光もちゃんと感じられる」「これでUVカットしてくれるなら一石二鳥」といった声が聞かれました。
学校でのサングラスは今、新たな紫外線対策として少しずつ広がっています。
