北陸新幹線の敦賀から新大阪までのルートを議論する与党の会合が10日午前、東京都内で開かれ、小浜・京都ルートの桂川を経由する案が最も有力な案として浮上しました。15日の次回会合でルートを決定することも明言されました。
北陸新幹線の敦賀-新大阪間の延伸ルートを巡っては、自民と維新の会の与党でつくる整備委員会が8つのルートを再検証していて、今の国会の会期末である7月17日までにルートを決定する方針を示しています。
10日に開かれた委員会で自民側は、小浜・京都ルートのうち京都駅の西側約5キロにあるJR桂川駅付近の地下に新駅を作る「桂川案」と京都駅地下の南北に駅を設置する「南北案」を主張しました。
一方の維新側は、自民と同じ「桂川案」と滋賀の米原駅で東海道新幹線に乗り入れる「米原ルート」を提案したためルートは3つの案に絞られました。
整備委員会の共同委員長で自民党の西田昌司参議院議員は「最終的に維新と自民が2案ずつということでずいぶん歩み寄りが出来たと思っている」とし、10日は議論の時間が足りず結論を持ち越して各党が持ち帰りましたが、共通する「小浜・京都ルート桂川案」は地下水への影響など京都の住民の懸念に対して比較的理解を得やすいとして、最も有力な案との見方が浮上しています。
西田氏は次回の会合でルートを一つに絞り込むと明言。会合は15日に開かれることが決まりました。
取材に応じた福井県選出の稲田朋美衆院議員は「米原ルートというのは実現可能性からも、いままでの議論からしてもありえない」とし「小浜・京都ルートは福井県としても訴えてきたルートなので、今国会で決め切るということが非常に大きな前進」としました。
会合に出席した複数の議員によりますと、自民側からは小浜・京都ルートの南北案を推す声が多かったとのことですが「今の国会の会期末までに決定する」と両党が合意した約束の期限が迫る中、共通して提案された小浜・京都ルートの桂川案で決着を図るのではないかとの見方が広がっています。
