クマが出没したのは車で夜道を走っている時でした。

親子とみられる3頭のクマが突然、道路に飛び出してきたのです。

この映像が撮影されたのは山形・長井市、あわやクマと正面衝突する危険な瞬間です。

取材班は、クマが目撃された山形・長井市へ。

クマと遭遇した男性は、新聞配達の仕事を終えて、車で帰宅する途中でした。

クマを目撃した新聞配達員:
黒いものがいるなと思ってそれが道路に出てきたので、なんだこれと思ったらクマだったのでびっくり。声で「あ~」と言っちゃった。

この男性は2025年10月には、バイクで新聞を配達をしていた時にクマと正面衝突。

脳しんとうを起こして、病院に搬送されたばかりでした。

クマを目撃した新聞配達員:
正直言ってまたか…。また出て来たかという感じ。暗い所の行くとクマを思い浮かべる。

さらに、この目撃現場から歩いて15分ほど距離にある畑でも8日にクマが現れました。

畑に植えられていた約100本のトウモロコシなどを食い荒らしたクマ。

被害に遭った農家:
全部やられた。時期をずらして植えたやつがかろうじて残ってる。親子連れで来たのかなと。

山形県では、7月すでにクマの目撃情報が80件以上寄せられています。

狙われたトウモロコシ。

専門家によりますと、クマはエサとなる野菜や果物などの“食べ頃”を見極めているといいます。

岩手大学・山内貴義准教授:
(クマは)一番おいしい食べ頃のものから食べ始める。クマが普段から出没して(食べ頃を)チェックしている。

クマは岐阜・高山市でも出没。

山の急斜面を駆け上るクマ。

山岳道路を歩いていた女性は、手にしていた“クマ鈴”をとっさに鳴らしたといいます。

クマを目撃したあどさんは「やっぱり(クマとの)距離が近いので、何か刺激をしたら(近くに)来てしまうかもしれないと思ったらすごく怖かった」と話しました。

専門家は“夏グマ”の危険性を指摘します。

岩手大学・山内貴義准教授:
これから7月中旬になるとだんだん(山の)えさが少なくなってきて、クマの行動域がどんどん広くなる時期になる。どうしても人間とクマの距離が近くなるので人身被害がどうしても多くなる時期になる。