中国電力が島根原子力発電所2号機で計画しているプルサーマル発電について、立地自体体と周辺自治体での住民説明会が始まりました。

一番手は、原発がある松江市鹿島町で7月8日夜に開かれました。
住民説明会は8日午後7時から開かれ、中国電力から島根原子力本部長など9人、資源エネルギー庁から2人が出席。
住民は、松江市や米子市などから合わせて61人が参加しました。

プルサーマル発電は、従来のウラン燃料に替えて使用済みの核燃料から取り出したプルトニウムをウランと混ぜて作る「MOX燃料」を使った発電方法で、核燃料の再利用などを目的に実施されます。
説明会では、まず資源エネルギー庁が、電力需要の増加に伴い安定的な電力供給が不可欠と説明したほか、利用目的のないプルトニウムをもたないという国際公約を守るうえでも、計画は重要だと訴えました。
続いて中国電力は、MOX燃料の国内外での使用実績を踏まえ、これまで原子炉での事故は起きていないなど安全性を強調しました。

この後、質疑応答に移り、住民約10人が質問しました。
中でも多かったのが、青森県六ケ所村で建設が続く再処理工場の完成が、これまで延期され続けてきた問題です。

参加者:
このMOX燃料の再処理技術が確立して、このサイクルがちゃんと安全に回りますよということを確認させていただいてから、プルサーマルの話を持ってきていただかないと、地元はとても恐ろしくてやれないと思います。

資源エネルギー庁原子力立地政策室・利根川雄大室長:
まだ(サイクルの)輪が閉じてないというご指摘、ごもっともな点もございますけれども、だからこそ竣工を目指していかなければ、これは国としてもしっかりと進めていかなければならないというふうに考えております。

説明会を終えた住民からは、説明に対する不満の声も上がりました。

参加者:
「納得なんかしてないけど、国策だから仕方ない。怖いよ。ほんとに。道路網の整備とか、シェルターとか(安全対策から)それやってからやれっていうの」
「全然納得できませんでした。丁寧な説明っていうことはおっしゃいますけど、まだこういう施設は未完成だとか、サイクルの輪が閉じていないようなことだとか、不信感にもつながりますし」

谷浦亘島根原子力本部長:
たくさんのご意見、ご質問いただいて、それに対して我々真摯に説明をしたつもりではございますが、引き続きあらゆる場面を用いてご説明していかなければいけないなというふうに感じました。

住民説明会はこの松江市鹿島町をスタートに、11日は同じ松江市内で開かれるのをはじめ島根県内では5か所で、また鳥取県内では、27日の境港市と30日の米子市で開催されます。

TSKさんいん中央テレビ
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