富山県の空港なのに岐阜県の人気観光地が愛称に。
地元では賛否の声が上がっています。
富山県は8日、富山空港の新たな愛称を、方言を取り入れたこれまでの「富山きときと空港」から「富山高山すし空港」に変更することを発表しました。
日本を代表する寿司と、お隣・岐阜県にある人気観光地・高山を組み合わせた新たな愛称に、富山県民からは「富山高山すし…これ本当ですか?」「…ちょっとひっかかる」などの声が聞かれました。
命名の理由について、富山県の新田八朗知事は「インバウンドの関心をひきつける強力なフックとして、富山空港や富山県を知ってもらうきっかけにしたい」と説明しました。
岐阜県を代表する観光地・飛騨高山。
古い街並みが美しい高山市は海外からの旅行客に人気で、2025年、市内に宿泊した外国人の数はコロナ禍前の1.5倍となる約98万人。
8日に取材した際には、実際に富山県から高山に向かう外国人観光客の姿が見られました。
外国人観光客に話を聞くと、「たかやま。レジャーと観光」「高山は有名。高山に行って白川郷に行く」といった声が聞かれました。
富山空港の愛称に「高山」を入れる案には否定的な意見もあったといいますが、県としては空港利用者数がピーク時から6割以上減少する中、飛騨高山への玄関口として知ってもらい、利用客の増加につなげたい考えです。
新たな愛称に、街では「おすしは有名というかね。だけど『高山』は、ねー…という感じ」「どうして『高山』入れたんですかね…」「高山と調べると『富山高山すし空港』と出てくるということですもんね。それで検索して富山に来る人が増えたらいい」などさまざまな声が聞かれました。
さらには、「高山が(富山から)近いと勘違いする人がいそう。意外とすぐには行けない」という見方をする人もいました。
問題視されているのが、富山空港から高山への移動。
現状では、空港から一度富山駅にバスなどで移動する必要があり、さらに富山駅からは特急電車で1時間半かかります。
アクセスは必ずしもいいとは言えません。
この点について、富山県の新田知事は「二次交通の充実・拡充は避けて通れない。スピード感を持ってやっていきたい」と改善の意思を示しています。
