県内で153人が犠牲になった西日本豪雨から6日で8年です。

各地で追悼の祈りが捧げられる中、災害を風化させないために一歩を踏み出した遺族の姿もありました。

【野川諭生キャスター】
「こちらの公園には災害碑とともに土石流によって流れてきた巨大な岩が置かれ、災害の恐ろしさを今に伝えています」

【黙とう放送】
坂町の小屋浦地区。
この地区では、西日本豪雨で15人が亡くなり、1人が今も行方不明です。
慰霊碑には朝から地元の住民などが集まり、花を手向けて犠牲者を悼みました。

【被災した小屋浦地区の住人】
「8年経ったといいながら、それだけ怖い思いをしているのでつい昨日のような気持ちでいる。これを語り継ぐ活動これが一番大事だと思う。後世に繋いでいくというのが残された私たちの仕事かなと思う」

8年前、2018年7月6日に発生した西日本豪雨。
県内では、災害関連死を含む153人が犠牲となり、いまも5人の行方がわかっていません。

そのうち、自治体別で最も多い30人が犠牲となった呉市。

献花に訪れた女性は、今も、あの日の恐怖が脳裏に焼き付いているといいます。

【呉市で被災した人】
「今年は特に雨がひどかったですから…すごくしんどかったですね。フラッシュバックですね。だから安定剤も病院からいただいた(薬を)飲みました」

28人が犠牲となった広島市。
献花台が設けられた4つの区のうち、安芸区役所では、家族を亡くした男性が、今の思いを語りました。


【家族を亡くした広島市在住の40代男性】
「もう2度と経験したくない出来事でした。今、敢えてこのようにお伝えしているのは当時のことを思い出すことが無くなっている人が中にはいるのではないか、そういった危機感を覚えているからです。年々災害当時の記憶は薄れていくかもしれません。風化していくかもしれません。でもわたしはそれを防ぎたいと考えています」

「風化させない」その決意を伝えるため、遺族としてあいさつすることを志願したといいます。この後、家族が被災した場所を訪れた男性。

あの日から8年…土砂やがれきによって曲がったフェンスが当時のまま残されているこの場所で男性は、大きな一歩を踏み出しました。

【家族を亡くした広島市在住の40代男性】
「こういう被害があったという事を、このままの状態で保存して後世に伝えていきたいというのがあるので、災害遺構という形で残していきたいという思いがあります。こういう思いは二度としたくないのでそれをほかの人にも伝えていきたいというのがあります」

テレビ新広島
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