再び台風が列島に接近し、天気への懸念が絶えない一方、多くの人々が悲鳴を上げていたのが、生きていく上で欠かせない“睡眠をめぐる悩み”だ。

睡眠に悩む患者が続々

東京・台東区にある「上野いびきクリニック」で患者が次々と訪れていたのは、新設された「睡眠障害内科」。18年ぶりに6月から新たに加わった、睡眠治療に特化した診療科だ。

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診察に訪れた30代の男性は、睡眠中の無呼吸症状について語った。

30代男性:
パートナーから、寝ているときに息が止まってけいれんしていたと言われて。以前から無呼吸の症状があるなって気はしていたんですけど。

診察を行った院長は、男性の喉の形状から、無呼吸の可能性が高いと指摘する。

上野いびきクリニック・菅谷和之院長:
今の状態としては、結構いびきをかくだろうな、無呼吸があるだろうなという喉の形状ですね。

睡眠不足大国…台風が拍車かける

30代の男性が抱えていたのは、眠っているときに呼吸が止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」。

日本では潜在的に940万人以上いるとされ、血液中の酸素濃度が低下することで、様々な病気のリスクが高まる症状だ。

経済協力開発機構(OECD)の調査では、日本人の平均睡眠時間は7時間42分で、調査対象33カ国中で最下位。

日本は言わずと知れた「睡眠不足大国」だが、この時期、睡眠不足に拍車をかける懸念があるのが、再び列島に接近している台風だ。

医師によると、この時期は睡眠に悩む患者が、特に増えるという。

上野いびきクリニック・菅谷和之院長:
台風は熱帯低気圧なので、どうしても自律神経が乱れやすくなりますので、無呼吸の症状などが非常に出やすいですね。

オーダーメイド枕の店にも睡眠に悩む人が
オーダーメイド枕の店にも睡眠に悩む人が

睡眠の悩みを抱える人は、東京・足立区のオーダーメイド枕の店「ピロースタンド」にも訪れていた。自身の体型や姿勢に合った枕を使用することで、首や肩への負担が軽減され、睡眠の質が向上するという。

女性:
早く寝たい。早く試したい。

専門医「深部体温下がっていく過程が睡眠にプラス」

台風の接近に加え、今週は熱帯夜が続出するとの予想も…。寝苦しい季節にどう対策すればよいのか。

街で話を聞いた。

60代:
「米軍式睡眠法」。全身の力を抜いて、一回呼吸をスーッと吸って、そこで7秒止めて、数えてからゆっくり8秒でスーッて全身の吸った空気を吐く。そうするとリラックスできるというか。

専門医は、睡眠の質を高める方法を、次のように指摘する。

医療法人RESM・白濱龍太郎理事長:
やっぱり冷房機、しっかりかけていきましょう。朝方冷えすぎないよう、室温は26度から27度設定にしましょう。
あとは、寝る1時間半前くらいにきちっとシャワーを浴びて、しっかり自分の中の深部体温を少し上げて、それが下がっていく過程が睡眠にプラスになります。
(「イット!」7月6日放送より)