文大統領がバイデン氏と電話会談

11月12日、日本の菅総理に続いて韓国の文在寅大統領は、アメリカ大統領選で勝利を確実にしたバイデン前副大統領と電話会談しました。会談でバイデン氏は「韓国はインド太平洋地域の安保と繁栄の基軸だ」と発言。アメリカが推し進める対中国包囲網である自由で開かれたインド太平洋戦略への韓国の参加を促したと報じられました。しかし、韓国大統領府は「インド太平洋という地域名を出しただけで戦略とは無関係だ」「反中国戦線ではない」と必死に反論。最大の貿易相手国であり、北朝鮮への影響力を持つ中国を敵に回したくない韓国の苦悩は、アメリカ大統領が変わっても続きそうです。(ソウル支局長 渡邊)

「中国を敵に回したくない」文大統領(左)とバイデン氏(右)
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劇場が「暫定ホワイトハウス」

ここは大統領選挙で勝利を確実にしたバイデン氏の政権移行チームが拠点としている場所。普段は、地元のバンドがコンサートを行う、地域に密着した劇場なんです。バイデン氏は連日ここで、重要政策や人事などの準備をしていて、次期大統領の執務室、いわば、「暫定ホワイトハウス」となっています。ただ、意外にも、バイデン氏が不在のときはSPの姿は見当たらず、警備は厳重とは言えません。トランプ大統領が敗北を認めないため、バイデン氏は政府機関の建物を使うことができないままです。就任ギリギリまで、この劇場で準備せざるを得ない状況が続くかもしれません。(ニューヨーク支局カメラマン・ムローザ/取材:デラウェア)

デラウェア州ウィルミントンの劇場がバイデン氏の暫定ホワイトハウス

バイデン氏が食した300円のジャージャー麺

北京中心部にあるこちらの庶民的な食堂、アメリカ大統領選挙で当選を確実にしたバイデン氏がかつて訪れた店として話題になっています。バイデン氏はオバマ政権の副大統領だった2011年に、こちら、300円ほどのジャージャー麺などを注文しました。

バイデン氏が注文したとされる300円のジャージャー麺と肉まんの通称"大統領セット"

(記者試食)「北京の庶民の味と言う感じで、優しい味がします。」
バイデン氏が同行の5人と楽しんだという麺や肉まんは、中国のネットで「大統領セット」とも名付けられ、店のオーナーからは「また来てほしい」とラブコールも聞かれました。

食堂を訪れた際のバイデン氏

ただ米中関係が比較的良好だった10年前とは状況は一変しています。バイデン氏が新大統領として再び中国を訪れ、友好ムードを演出する日は来るのでしょうか。(北京支局 岩佐)

クリスマスを前に寂しいロンドン

中心部のコベント・ガーデン・マーケットに来ています。2020年もこの大変美しいクリスマスツリーのライトアップが始まりました。例年ですと、こちらの広場、大勢の見物客であふれかえるのですが、2020年は少なくなっていて非常に寂しい感じがします。見物客は「とても静かでびっくりした。ここは普通とても賑わう場所だから」と話します。2度目となる外出制限で、マーケット内の店はほとんどが閉まり、わずかに持ち帰りのサービスを提供するレストランがあるだけです。制限は12月2日までの予定ですが、感染状況次第で延長もあり得ます。新型コロナウイルスによる死者も5万人を超えイギリスはクリスマスを前に厳しい事態に直面しています。(ロンドン支局長 立石)

「アマゾンで買わないで」

パリのイダルゴ市長が「アマゾンで買わないで」と異例のメッセージを発信。そこには「街の本屋さん」を救う狙いがありました。フランスでは2度の外出規制の間、書店は店を開けることが許されず、多くが経営危機に陥っています。映画の撮影にも使われたこちらの有名な書店も寄附を求める事態となっているほどです。そこで飛び出したのがパリ市長の「アマゾン排除」発言で、市はPR動画も作成し、大手のネット通販ではなく、地元の書店から本を購入するよう呼びかけています。同時に「本は文化生活に欠かせないものだ」として、書店の再開を求める声もあがるなど、芸術の都らしい論争が続いています。(パリ支局 藤田)

無観客でF1開催

ボスポラス海峡沿いの公道を今、F1マシンがごう音をとどろかせながら走行しています。まさに非日常的な光景です。9年ぶりに復活したF1トルコグランプリを前に、イスタンブール市内では一部の公道を通行止めにして、プロモーションビデオの撮影が行われました。レース運営側は当初、トルコグランプリに10万人の観客動員を見込んでいたものの、新型コロナウイルスの感染拡大で一転、無観客での開催となりました。来シーズンのF1暫定カレンダーには、「トルコ」の文字はまだありませんが、運営会社の社長は、「健康は最優先事項。無観客でもホスト国として完璧なサービスを提供し、来年の開催につなげたい」と前向きです。(イスタンブール支局長 清水)

NYレストラン業界に打撃

全米で新型コロナウイルスの一日の新規感染者数が14万人を超え過去最多となる中、ニューヨークのレストラン業界に新たな打撃です。クオモ知事は、感染を抑え込んできたニューヨーク州でも感染が拡大傾向にあるとして、アルコールを提供するレストランやバーの営業を午後10時以降禁止する新たな規制を発表しました。ニューヨークでは9月に座席数を25%に減らすことで屋内の営業が許可されたばかりです。業界の調査では、レストランの経営者のおよそ3分の2が政府の支援がなければ年末までに閉店する可能性があると回答。さらなる規制強化で一層厳しい冬を迎えることになります。(ニューヨーク支局 新庄)

7兆円商談の博覧会

私は今、中国に商品や技術を売り込みたい企業が集まる博覧会に来ているのですが、こちらには人の心を読み取る卓球練習ロボットが展示されています。人工知能によって相手の心理状態を検知し、最適なボールを打ち返すことができるこのロボット。京都のメーカーが開発しました。回復基調にある中国市場を狙って、日本からも400社以上が参加したこの博覧会。日本酒関連ブースでは、バーチャルパネルのアンケートに答えると、自分にあったお酒を選んでくれるシステムが登場し、最新の非接触型展示としても話題になっていました。中国当局は6日間の博覧会期間中、日本円にして7兆円を超える規模の商談が行われたとしています。(上海支局長 森)

狙われた日本人男性

10年以上にわたり日本人男性のやさしさにつけこみ、お金を騙し取り続けたタイ人の男が6度目の逮捕となりました。男は8月に出所すると、すぐに犯行を再開。台湾人の女を装い、「財布を盗まれた。お金を貸してほしい」などとウソを言い、わずか3カ月あまりの間に10人以上の日本人男性から、あわせて100万円以上を騙し取っていたとみられています。男は容疑を認めていて、日本人を狙った理由について「旅行先で置き去りにされた。日本人にひどいことをされた」と恨みを口にしました。刑期を終えればまた犯行を繰り返すおそれがあり、タイの日本大使館では注意を呼びかけています。(バンコク支局 武田)

ホワイトハウス周辺では・・・

大統領選挙はつい先ほど(7日)、バイデン氏が勝利したという一報が入りました。ホワイトハウスの周辺は支持者たちが続々と集まってきています。ホワイトハウス周辺には数千人のバイデン支持者が集結。街には喜びのクラクションが鳴り響いています。しかし、トランプ大統領は敗北を認めません。8日は、ゴルフ場からホワイトハウスに戻ってきましたが、バイデン氏の勝利宣言を受けて今何を思うんでしょうか。選挙に「不正があった」と主張し、「我々が勝つ!」と、裁判で戦う姿勢を崩していないトランプ大統領。混乱が続く中、ワシントンでは既に新大統領就任式の会場設営が進んでいます。2021年1月、この場所に立つのは果たしてー。(ロサンゼルス支局長 益野)

新大統領就任式の設営が進む 2021年1月にこの場に立つのは果たして誰・・・?

【取材:FNN海外特派員取材班】