ただ、先ほども触れたように最近の網戸は外れないよう工夫されているので、そう簡単に外れることはないでしょう。

まずは台風前に網戸の具合を確認しつつ、ベランダにも目を向けることが重要です。プランターやハンガー、物干し竿などいろいろと物を置いていたらそれを室内に入れることや固定することが必要です。

台風が去った後のチェックが大事

しかし、台風や暴風雨が過ぎ去った後、点検も大事です。

ガタガタと風で揺れていたりしていた場合は、天候が回復したら正常に動くか動かしてみてください。フレームの変形やひっかかりがないかなど見てみましょう。

天候が回復したら網戸の動作チェックを(画像:イメージ)
天候が回復したら網戸の動作チェックを(画像:イメージ)

そして網戸も雨風があたって汚れが落ちるものではないので、そのあとの掃除も必要です。

ちなみに、網戸に外れ止めや落下防止がついていると思いますが、それは常時機能させることが推奨されています。

メーカーや種類にもよりますが、外れ止めや落下防止機能をオンにしたり、オフにすることができます。オフにするのは基本的に網戸を外す必要があるときのみで、それ以外は常時オンにしておきましょう。

網戸やサッシメーカーのサイトなどに説明書きがあると思うので、確認してみてください。

最近の建物であれば、台風前に慌てて網戸を外す必要はありませんが、フレームのゆがみなど動作に違和感を持つときは注意が必要です。台風の前後に状態を確認することで、思わぬトラブルを防ぐことにつながります。

田村啓
さくら事務所 取締役、プロホームインスペクター

田村啓
田村啓

大手リフォーム会社での勤務経験を経て、さくら事務所に参画。建築の専門的な分野から、生活にまつわるお役立ち情報、防災の分野まで幅広い知見を持つ。多くのメディアや講演、YouTubeにて広く情報発信を行い、NHKドラマ『正直不動産』ではインスペクション部分を監修。住まいと暮らしに寄り添うホームインスペクターであることを信条に、現在はインスペクターを育成するインストラクターとしても活躍。フルタイム共働きで二児の父。2021年4月 さくら事務所 経営企画室長、2022年5月 執行役員、2026年4月 取締役に就任。