愛媛県でも教員の担い手不足が深刻化するなか、松前町にある伊予高校では県内で初めて「教員養成コース」が今年度から設置されています。このコースの生徒たちが1日に町内の小学校で、児童たちとふれ合いながら教育現場を体験しました。

小川日南キャスター:
「私も教員免許を持っていて、大学時代には教育実習を行いました。大学生が教育実習を行うというイメージがあるんですが、こちらの教室では、なんと高校生が子どもたちと過ごしています」

松前小学校を訪れたのは伊予高校の「教員養成コース」の生徒たち。将来、教師や保育士などを目指しています。

休み時間にはトランプや腕相撲などで一緒に遊んだり、授業中は、児童のそばで学習のサポートをしたりしながら子供たちとの関わり方を学びました。

1年生の音楽の授業では、「かもつれっしゃ」の歌にあわせた「じゃんけん列車」のゲームで子供たちとの距離を縮めたほか、6年生の書道の授業では、児童の様子を見ながら筆遣いなどをアドバイスしました。

小学6年生:
「(アドバイスは)『払い』とか『止め』とか、字を全体的に上手に見せる部分を教えてくれたのでとっても良かった」

伊予高校では今年度、普通科と芸術科に愛媛県内で初めての「教員養成コース」を設置。背景にあるのが深刻化する教員不足です。県内では教員採用試験の志願者が年々減少。2023年度は1328人だったのが今年度は1012人まで落ち込んでいます。

「教員養成コース」では小学校などでの教育体験を充実させているほか、愛媛大学とも連携。修了した生徒は、教育学部の「特別選考」を受験できるようになります。

今回の教育体験は本格的な授業が始まる前に、教育に興味がある生徒たちに実際の現場を体験してもらおうと開かれました。今回体験した2年生の原田舞桜さんはこの小学校が母校。このコースができる前にもカリキュラムの立案のため体験していました。

伊予高校・原田舞桜さん(2年生):
「去年は子どもたちに集中してしまって、あまり見れなかったところもあったんですけど、今年は先生の立ち振る舞いもしっかり目を向けられた。ずっと学びよった学校でまたこうやって、先生になるために学べるのは感慨深い」

新たなコースの特徴は、高校生の段階から教職への関心を育てる取り組みです。

空野剛教諭:
「何回も何回も小学校に来させていただくので、顔とか名前とかも覚えてもらいながら、教える楽しさとか教員のやりがいとかを感じてもらえたらいい。大切なことは、自分のキャリアを見通して自分の将来を考えた上での職業選択につなげてもらえるといい」

「教員養成コース」生徒たちは、愛媛県内の小学校や中学校などで教育体験を重ねながら、教職への理解を深めていくということです。教員不足の打開が期待されます。

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テレビ愛媛
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