年々過酷になる夏の暑さ、職場や学校でも熱中症予防のため、さまざまな工夫が取り入れられています。
最新の対策を取材しました。

鳥取県生活協同組合東部支所・西村崇寛副支所長:
暑さにはしっかりとした睡眠が必要となってきますので、一人一人が自己管理していただくようにお願いします。

鳥取市にある鳥取県生協の事業所。
始業時の朝礼で呼びかけられたのは、熱中症への注意です。
中でも重点を置いているのが、職員の半数近くを占める宅配担当の職員です。

鳥取県生活協同組合東部支所・西村崇寛副支所長:
消防士とまではいかないが、それくらい暑い現場で荷下ろしをして重労働なので、深部体温をどれだけ下げられるかが課題だと思っている。

鳥取県生協は店舗を待たず、商品は宅配がを基本。
鳥取県東部をエリアとするこの事業所では、約20人の職員が組合員のもとへ商品を配送しています。
炎天下ともなれば、職員の仕事は暑さとの勝負。
荷物の積み下ろし作業は過酷です。

配送車の車内は冷房が効いていて、こまめに休憩を取るよう心掛けていますが、配送のスケジュールもあり、長時間の休息を取りづらいのが実情です。
こうした中、職員の熱中症を防ぐため、鳥取県生協では2024年に大手製薬会社「大塚製薬」と連携。
熱中症予防に関する情報を共有し、職員の予防意識を高める取り組みを進めてきました。

そして2026年から、本格的に取り入れたのが、シャーベット状の冷たい飲み物「アイススラリー」です。
細かい氷の粒子が液体に混ざった状態で流動性が高く、氷が溶けるときの吸収熱を利用して、通常の冷たい飲み物よりも効率よく体の内部を冷やすことができます。
鳥取県生協では7月と8月の2か月間、宅配担当の職員に毎日、2つずつアイススラリーのイオン飲料を配布しています。

宅配担当の職員:
「だいぶ助かりますね、最近ずっと暑いので」
「これ飲んでから体温が下がるのが実感できるので、夏は重宝する」

鳥取県生活協同組合東部支所・西村崇寛副支所長:
安全に1日の業務を終えていただくというところでは最重要課題だと思っている。暑いんですけど、今年の夏は暑かったと気持ちよく終われる夏にしたいと思って進めていきたい。

厳しい暑さが続く中、働く人を熱中症から守るためさまざまな工夫が重ねられています。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。