ユニクロや無印良品、Vポイントやdポイントなど有名企業を装う詐欺メールが急増している。ポイント付与や失効を口実に個人情報やカード情報を盗み取る手口で、有名企業各社が注意を呼びかける事態になっている。
有名企業を装った“ポイント詐欺”が横行
メールボックスに並ぶ、送信元が「Vポイント」と表示された数々のメール。

一見、正規のメールに見えるが、全て詐欺メールだ。その中身は…。

「お客様のVポイントアカウントにて、提携サービスへのポイントご利用手続きが完了いたしましたので、お知らせいたします」
まったく身に覚えのない“5680ポイントの利用”。
さらに、不安を煽る文言も書かれていた。

「本お取引にお心当たりがない場合は、第三者による不正利用のおそれがございます」
「不正利用の可能性」を示し、別サイトに促す手口が、送信元のメールアドレスを見ると…。

取材班:
不規則なアルファベットが並んでいて、公式のアドレスではありませんね。
注意を呼びかける「Vポイント」の公式サイトでは、正規のアドレスを表示していて、届いたメールの送信アドレスとはまったく違うことがわかる。

専門家によると、これは実際の企業を装った巧妙な罠。個人情報などを違法に入手する、いわゆる“フィッシング詐欺”だという。
こうしたメールが全国で次々と届き、企業による注意喚起が相次いでいることがわかった。
スタッフのもとには、「ユニクロ」を装った詐欺メールも届いていた。
本文には、「ボーナスポイントを特別進呈」などと甘い言葉が並ぶ。
さらに…。

取材班:
あ、これも、これも!毎日のように届いていますね。
別の詐欺メールは、会員数が1億人を超える「dポイント」を装っていた。
このスタッフに届いていたのは6月だけで30通以上。

考える時間を与えないよう、“ポイント失効までの猶予”などと不安を煽る言葉が書かれていた。
無印良品を装うメールは、ギフト券の受け取りを案内。

その色使いは、無印良品のえんじ色とそっくりで、パッと見では本物と見分けがつかないほど精巧なデザインだ。
30代女性:
無印とか色味似てる。一瞬信じそうになるけどこんなにあったっけ?と我に返る。
夫婦:
パッと見信じちゃうかも。自分が使ってるポイントだったら押しちゃうかも。一応調べてみて本物かどうか確認します。最近多いなと思います。
有名企業を名乗るこうした“詐欺メール”は、何を目的としているのだろうか…。

三井住友カードを装った詐欺メールのリンク先では、架空の特典ポイントで、商品の引き換えを促し、送り先の住所や名前などの個人情報に加えて、クレジットカードの情報も入力するよう誘導。
こちらも、実際の三井住友銀行のロゴなどを無断で使用していて、極めて悪質な手口であることがわかる。
詐欺メールの見分け方…公式サイトで確認を
こうした詐欺の手口について、専門家は…。

ITジャーナリスト・三上洋さん:
大手企業を名乗れば、送った中の何割かはそのユーザーであるので、思わずクリックさせることができるだろうということですね。たとえば、ポイントの不正利用と称して本人確認をする。この情報を売ったり、クレジットカードを不正利用することが目的だと思われます。

対策の1つは身に覚えがない場合、メールにあるリンクを開かないこと。2つ目は、心当たりがあったとしても、安易にリンクは開かず、公式サイトなどで確認することが大事だとした。
企業側も対策を講じていて、三井住友カードは不審なメールの見分け方を公式サイトで周知。

また、ユニクロや無印良品、「Vポイント」「dポイント」の公式サイトでも、詐欺メールの事例を表示するなど注意を呼びかけている。
(「イット!」7月1日放送より)

