移動販売車を活用した、地域の新たな「見守り」の形が誕生した。
尾花沢市で、移動販売を利用する高齢者に特殊詐欺の被害防止を呼びかける取り組みが始まった。

尾花沢市は65歳以上の高齢者の数が市の人口のおよそ半数を占めている。
このため山形市に本社を置くスーパー「ヤマザワ」では、去年から尾花沢市内の買い物が難しい高齢者のために「移動スーパーとくし丸」と協力して移動販売を始めた。

これは単に買い物の場を提供するだけでなく、地域の人とのつながりを育む大切な場所となっているという。

(移動スーパーとくし丸・石井秀一さん)
「週に2回顔を合わせているので、自然と『先日と違うな』と、様子の変化を感じることができる」

この移動販売を活用して尾花沢警察署が1日から始めたのが、移動販売を利用する高齢者に特殊詐欺などの被害防止を呼びかける取り組み。
高齢者の中には遠くへの外出が難しい人も多く、特殊詐欺防止の啓発活動を受ける機会が少ないことから、この取り組みを始めたという。

(尾花沢警察署地域交通課・渡邊大輝課長)
「移動販売車は色々なところに回っているので、多くの高齢者と接触してもらって、被害防止の活動を小さなところから広げていきたい」

初日の1日は、警察や地元の中学生などが、詐欺被害防止のチラシや反射材などを移動販売車を訪れた高齢者たちに配った。

(利用した高齢者)
「(詐欺被害防止には)やっぱり気持ちが大切。電話が来ても変わった電話には出ない」

高齢者の被害が多い特殊詐欺。移動販売を活用した新たな「見守り」が、地域の安心につながることが期待される。

さくらんぼテレビ
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