7月は夏本番を迎えるとともに家計への負担はさらに増していきそうです。2500品目を超える食料品が値上げを予定しています。

 値上げラッシュに頭を悩ませていたのは、札幌市北区のスーパー「クーリッチ拓北店」です。

 「7月1日からパンが値上がりということで、大体1割ぐらい上がります。カップ麺、袋麺も7月1日から値上がり。大体平均10円くらい上がる感じになりますね。こういう包材、容器、袋がどうしても上がっているので、商品の価格が上がってしまう」(クーリッチ拓北店 高西邦明社長)

 民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、7月1日から値上げされる食料品は2566品目。食パンや菓子パン、即席麺、ハムなどの価格が上がります。

 ここ数年の原材料高に加え、中東情勢の悪化による「ナフサ」不足などでビニール袋やプラスチック容器の価格が高騰したことも値上げを加速させる要因となっています。


 「毎回毎回上がるから、まひしちゃってね。パンが本当に困りますね。朝食はパンが多いので食パンあたりは値上げしてほしくないですよね、本当に」

 「職場で(即席の)焼きそばを食べるので、1割上がると負担が大きいかなと思います」(いずれも来店客)

 「本当はそのまま維持したいんですけど、なかなか難しい状態。売る側としても心が痛いところがあります。1週間のうちに何曜日は『パンの日』とか、お客さんに価格訴求できる日をつくりたいなと思っています」(クーリッチ拓北店 高西邦明社長)

 食パンを扱うサンドイッチ店も大きな打撃を受けています。

 「パンも含めて加工品のハムとかいろいろなものが5円~30円ぐらいの値上がりと今(業者から)通知が来ています。サンドリアとしては卵とやっぱり食パンですね。この二つが上がると本当に(価格が)崩れていきやすいので、毎回(通知が)来るたびにビクビクしています」(サンドリア札幌 津田哲平社長)

 札幌市北区にある「サンドリア屯田店」。

  本店との合計で、3斤の食パンを1日400本から800本調達していて、パンの値上げは店の利益に直結します。

 さらにビニール袋やテープ、作業に使うゴム手袋の仕入れ価格も跳ね上がっていて、店頭価格をいつまで維持できるのか、先が読めないでいます。

 「(店頭価格を)すごく上げるってことはしないですけど、本当に微々たるもので済むのであればちょこっと上げさせていただくという形はとらざるを得ないかもしれないです」(サンドリア札幌 津田哲平社長)

 「(お客さんの需要や気持ちを考えると値上げするというのはやっぱり苦渋の決断?)」(記者)

 「そうですね。一番やりたくない判断ですね」(サンドリア札幌 津田哲平社長)

 食料品の値上げは8月以降も予定されていて、2026年は買う側も、売る側も懐が痛む夏になりそうです。

 8~9月にかけて、各メーカーも”断腸の思い”で値上げに踏み切る予定です。

【8月の値上げ 1898品目】
主なもの
・「ニチレイフーズ」の冷凍食品 5~20%↑
・「はごろもフーズ」のシーチキン 6.7~25%↑
・「日清製粉ウェルナ」のマ・マーチャック付結束スパゲティ 7%↑

【9月の値上げ 3029品目】(2026年最多)
主なもの
・「キューピー」のマヨネーズなど 4~18%↑
・「キッコーマン」のしょうゆ 5~9%↑
・「カルビー」のポテトチップス 5~10%↑
・「コカ・コーラ ボトラーズジャパン」のコカ・コーラなど 3.2~18.7%↑

北海道文化放送
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