冬に氷室小屋に保存した雪を取り出す金沢の伝統行事、「氷室開き」が行われました。今年は雪が溶けやすく、残った量は例年よりも少なめとなったようです。
氷室開きは江戸時代に加賀藩が冬に降った雪を保存し、徳川家に献上していたことが始まりとされています。金沢市の湯涌温泉では毎年この時期に氷室開きを行っていて、きょうは市民や観光客およそ100人が見守る中、氷室小屋が開けられました。
雪の塊が姿を現すと、訪れた子どもたちは歓声を上げながら、感触を楽しんでいました。
子ども:
冷たくて気持ちよかったです(小屋)を開いてくれて嬉しい。かき氷みたい。何回か見てるけど面白かった。(雪が)つるつる滑るところとざらざらしている。(夏に)雪があることがないのですごい
福井県から来た人:
初めて来ました。金沢の昔からの伝統行事があって素晴らしいと思う
主催した湯涌観光協会によりますと今年は2月の大雪で一気に降った雪を氷室小屋に詰めたため雪が溶けやすい状態だったということです。このため、きょう残っていた雪の量は例年より少なくなっています。
宇野一也湯枠温泉観光協会会長:
子どもたちの嬉しそうな表情を見て来年もまた頑張って雪詰めしようという気持ちになりました。加賀藩の時代から続いてきたものを我々が受け継いでこれから50年、100年と続けていくことが私たちの務めだと思っています
取り出された雪は江戸時代の飛脚の姿を再現した、県トラック協会のメンバーによって金沢駅に運ばれ駅の構内で飾られました。雪はあす金沢市役所の1階に展示されるほか加賀藩にゆかりのある東京都板橋区などにも贈られます。
