復興にはまだ時間がかかりそうですが、6月27日、28日には被災した商店街を支援する動きが各地で広がりました。
このうち、火災が起きた商店街周辺では「飲み歩き」イベントも。
中止を検討しながらも商店街を元気づけたいと開催に踏み切りました。

「フランスのボルドーですね」
グラスに注がれたワイン。多くの参加者がその味を楽しみます。
28日、出雲市で開かれたのは、ナチュラルワインの飲み歩きイベントです。
出雲市内にある8つの飲食店が参加して、それぞれの店でワインと料理を楽しむことができます。

参加者;
「最高です。楽しいです」
「毎回来てます」

今回で4回目を迎える人気のイベント。
ただ、これまでとは違う取り組みもありました。
火災にあった商店街の復興に役立ててもらおうと、イベントに参加した店には募金箱が設置されていました。

地元からの参加者:
「ショックを受けていて、小さい頃から行ってたところなので、募金している。ちょっとずつでも力になりたい」
地元からの参加者:
「話していてもちょっと(火災を思い出して)ドキドキするけど、できる人はやってほしい。そういうところにはなるべく積極的に参加していきたいと思う」

イベントに参加した8店舗のうち2つは火災のあった商店街「サンロードなかまち」にあります。
いずれの店も現場から100mほど離れた位置にあり、被災は免れました。
このうち居酒屋の「よしだ屋」は出火当時は営業中で、客、スタッフともにすぐに避難したといいます。

よしだ屋・吉田英哉さん:
「煙や火の粉が出て、大変な感じ。最低限の家財を出して避難した。正直ショックでした。商店街に人が戻ってくるように盛り上げたいと思う」

現場周辺はまだ片付けさえままならない状況で、SNSなどでは自粛を求める投稿も。
主催者側はイベントの中止も検討したといいますが、こんなときだからこそ商店街の力になれば、と開催を決めました。

主催者のひとり アンボア・和田雄太郎さん:
「知ってるお店もあるし、新しくできたお店もあったし、非常にショックでした。まず開催できるか、飲み歩きなので、この辺を飲み歩きできるのか不安はありました。このまま自粛して静かになってさびれてしまうよりは、今まで以上に盛り上げて逆に活気のある町にしていきたい。こんな時だからこそやった方がいいんじゃなかという声ももらったので、前を向いてイベントしようと思いました」

約150人が参加し、にぎわいを見せたこのイベント。
主催者は、集まった支援金や売り上げの一部あわせて約12万円を商店街の復興支援のために寄付するとしています。

商店街への支援は出雲市の隣・松江市でも。
27日、松江市の中心商店街、天神町と白潟本町の2つの商店街を結んで開かれた「まつえ土曜夜市」です。

呼びかけの声:
「募金の協力お願いします」

屋台などが並び、にぎわう中、会場では約10か所に募金箱が設置されました。
火災のあった「サンロードなかまち」と同じく歴史のある商店街として、少しでも力になりたいとイベントの主催者が企画しました。

まつえ白潟にぎわい協議会・高田良和さん:
「非常に仲間意識と言いますか、いてもたってもいられないという気持ちで。1日でも早く復興し、新しい姿を見られればと思う」

地域のにぎわいを支えてきた商店街の1日も早い復興へ。
”支援の輪”は着実に広がっています。

TSKさんいん中央テレビ
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