新潟空港を拠点とする地域航空会社・トキエアが株主総会を開き、26年3月期末で約29億円の債務超過となったことを報告。さらに、財務部門を担当していた和田直希代表取締役の再任決議案が否決された。
トキエア 約29億円の債務超過
6月22日午前、新潟空港に姿を見せたのは、普段は東京で活動する実業家の和田直希氏と堀江貴文氏だ。
2人は役員を務める地域航空会社・トキエアの株主総会に出席するため新潟を訪れていた。
会議は非公開で行われた。会議後に出席した株主によると、報告されたのは厳しい状況に置かれているトキエアの経営状況だ。

「説明だけで1時間くらい。結構、事細かに丁寧に説明しないとダメな数字だから」
「説明に満足いく、いかないではなくて、あまりにも債務超過の金額が大きすぎて」
関係者によると、26年3月期決算では売り上げが前の年より3割増の約12億円となった一方、燃料価格の高騰など費用がかさみ、約24億円の赤字に。
さらに純資産は約29億円のマイナスで2年連続の債務超過に陥っている。
和田直希共同代表 わずか1年で解任
理解を示す株主が多い中、株主総会では従業員への給与の支払いに一部遅れが生じたことを報告して謝罪。
そして、役員人事案が決議された結果、共同代表を務めていた和田氏を再任する議案が反対多数で否決された。
25年6月に就任し、財務部門を担当していた和田氏。
わずか1年での解任となったが、筆頭株主である会社の代表を務めていることからトキエアのサポートを継続していく考えを示している。
和田氏は「今、そういう判断を株主の方がされたというのは、それを受け止めるのが株式会社というもので当然のことかなと。今後もトキエアの価値の向上というところをサポートしていくという気持ちは全く変わらないので」と話した。
堀江貴文氏は取締役を続投
一方、そのほかの役員人事案は可決。堀江氏も取締役を続投することになり、高い知名度を生かした働きが期待さる。
堀江氏は「搭乗率を上げるためには、まずお客さんになってもらわないといけない。キャンペーンで乗ってもらって『意外といいじゃん』となったら、次も多少キャンペーン価格より通常料金になっても乗ってくれる方は一定数いると思うので」と話す。
機体の稼働率上げ収支改善へ
前年に比べ就航率や搭乗率が増加する中、今後トキエアは運航体制を強化し、現在3機ある機体の稼働率を上げるなどして収支改善を図っていくとしている。
トキエアの長谷川政樹代表は「私自身も、また新たなメンバーで責任を持って、この会社浮上させていくというか、そういうところに向けて頑張っていきたい」と意気込んだが、県も融資している中、浮上のきっかけをつくることができるか、今後の動向に注目だ。

