熊本地震の被災地を支援しようと、鹿児島県内で広がりを見せる支援活動。鹿児島市ではチャリティバザーの売上金を義援金として寄付する取り組みが行われ、南九州市の茶業団体は500万円近い義援金の一部で購入した「知覧茶」のペットボトル1万本を断水に苦しむ宇城市へ届けた。被災地に寄り添う地域の人々の思いが、着実に熊本へと届けられている。

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センテラス天文館でチャリティバザー——1500点超が低価格で並ぶ

鹿児島市の商業施設・センテラス天文館で、「かしんチャレンジマーケット」が開催された。このイベントは鹿児島信用金庫が取引企業の新商品をPRする場として定期的に開いているものだ。今回はそこに、熊本県の復興を後押しする目的のチャリティバザーが加わった。

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バザーには協力企業から提供された食器や衣類など1500点以上が並び、いずれも低価格で販売された。会場には多くの人が訪れ、商品を手に取りながら買い求める姿が見られた。バザーで得られた売り上げはすべて義援金として被災地に寄付されるという。

協力企業から提供された商品
協力企業から提供された商品

金融機関と地域企業が連携したこの取り組みは、単なる物販イベントにとどまらず、地域のネットワークを活かした復興支援の形として注目を集めている。鹿児島信用金庫が培ってきた取引企業とのつながりが、今回のチャリティという形で地域貢献へと発展した事例といえるだろう

知覧茶1万本を宇城市へ——生産者の思いを乗せたトラック

一方、鹿児島県南九州市では、茶業団体による支援が動き出した。南九州市茶業振興会には、加盟する茶工場から合わせて500万円近い義援金が集まっていた。その一部を活用し、特産の「知覧茶」を使ったペットボトル飲料を購入。熊本地震で震度7を観測し、断水が続く宇城市へ届けることになった。

宇城市が支援物資の受け入れを再開したタイミングに合わせて行動した点も、支援の実効性を高めるうえで重要な判断だった。準備されたペットボトルは約400ケース、合計1万本。トラックに次々とダンボール箱が積み込まれ、7日午後3時ごろに現地へ到着したという。

出発に際して、南九州市茶業振興会の田原良二会長はドライバーに向けてこう言葉をかけた。

「安全運転で生産者の思いを一緒に届けてください。よろしくお願いします」

また、茶業振興会のメンバーも被災地への思いを語った。

「丹精込めたお茶で喉を潤し、涼しい所で飲み、復興に力を入れてもらいたい」

茶の生産者たちが丹念に育てた知覧茶が、今度は被災者の喉を潤し、復興への力となる——そんな願いがペットボトルの一本一本に込められている。

支援を届けるために——最新情報の確認を

なお、宇城市の支援物資受け入れについては、状況によって一時停止されている場合もある。これから支援を検討している人は、宇城市の公式ホームページで最新情報を確認してから動くことが求められる。

鹿児島市でのチャリティバザー、そして南九州市からの知覧茶1万本の輸送。規模も形も異なる二つの取り組みだが、どちらにも共通するのは「被災地のために自分たちにできることをする」という地域の人々の意志だ。熊本地震の復興には長い時間がかかる。こうした地道な支援の積み重ねが、被災地の日常を取り戻す力になっていく。

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【動画で見る▶売上は熊本地震の被災地に寄付 復興応援バザー開催 鹿児島市】

鹿児島テレビ
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