黒部市議会で、前市長派の議員たちの言動が条例に違反しているかを調べる「政治倫理審査会」が終わり、対象議員の行動が「ハラスメントに該当する」と結論付けました。
*黒部市政治倫理審査会 辻泰久委員長
「政治活動上の目的の正当性は否定できないものの手段・対応において社会通念上の範囲を著しく超えており、条例に規定する『ハラスメントに該当するにあたる』と判断した」
黒部市議会の政治倫理審査会は、武隈前市長派の市議8人の言動が条例違反にあたるかを審査していました。
発端は市の管理職を対象に行われた「武隈前市長のハラスメントに関するアンケート」。前市長を支持する市議8人が当時の総務管理部長に対し、アンケートのあり方や正当性について調査を申し入れました。
この申し入れに対し、当時の総務管理部長は、「議会の議決を得ていない”過剰な要求”」で、政治倫理条例に反すると訴え、議会に審査を請求。対象の市議8人は「申し入れは通常の議員活動の一環」と主張していました。
その後、審査会は外部の弁護士から意見を聴収。『ハラスメント調査の漏洩原因を究明する』という目的は政務活動の範囲内とするも、議決を得ない行動が地方自治法の範囲を超えていた。議員7人と前の部長1人という圧倒的多数の構図や多くの報道陣を同席させ圧迫感のある空間とした。申し入れの際、刑事罰を伴う「百条委員会」の設置動議を持ち出し職員に恐怖を与えたなどとして、ハラスメントに該当すると結論付けました。
*黒部市政治倫理審査会 辻泰久委員長
「これは誠に残念なこと。ハラスメント防止に関する研修会も開催したいと議長に提言した」
*黒部市議会 柳田守議長
「遅くとも次の全員協議会までにきちんとした結論を出し、対象議員に措置を伝えたい」
黒部市の政治倫理条例では、どのような措置を取るか最終的に議長が判断することになっていて、「警告」や「議員の辞職勧告」など必要な措置を議会に諮ることになっています。
審査会としては今回、「書面での警告」を求め、議長に報告書を提出しました。
議長は、対象の市議8人に概要を伝え文書による弁明の機会を設け、報告書と弁明を考慮した上で最終的な措置を決めるとしています。
