任期満了に伴い今年10月に行われる福島県知事選挙に向け、現職が立候補を表明した。
「引き続き福島県知事の使命を自らに与えられた使命とし、全力で福島の未来を切り拓いていく決意であります」
6月23日開会した県議会6月定例会の冒頭で、現職の内堀雅雄さんは10月に行われる県知事選挙への立候補を表明。震災と原発事故からの復興や急速に進む人口減少に対し「福島の進むべき道を示し、先頭に立って挑戦を続けていくことが知事としての使命」と決意を示した。
内堀さんは副知事を経て2014年の知事選で初当選し、現在3期目を務めている。これまで双葉郡の町村長や自身の後援会などから立候補の要請を受けていて、「熟慮を重ねきょうに至った」とした。
県知事選挙には現職以外に、新人で会社経営の長谷沼邦彦さんと、新人で自営業の金山屯さんの2人が立候補を表明している。
■知事に期待すること
本格化する知事選への動き…県民がリーダーに求めることは?街頭で聞いた。
「物価(高)に対して何か少しでも安くするようなことしてくれればうれしいかなと思います」「福島の駅前とか、福島県全体が明るくなってくれたらいいと思います」
前回の投票率は42.58%と関心の低さも浮き彫りになったが、福島が向き合う課題は少なくない。県内の人口は約170万人とピークと比べ8割ほどになり、2040年には145万人に、2050年には125万人にまで減ると推計されている。
■子育て世代が求めること
「おいしい?サツマイモ。サツマイモ触った手でカメラ触っちゃった~」
喜多方市で暮らす佐藤さん夫婦は、共働きで長男・慶一くんを子育て中。喜多方市の出生数はピーク時の半数近くに減っていて、出産や子育てを支える制度の充実を望んでいる。
佐藤陽子さんは「この子が大きくなったときに、どのくらい喜多方に人が戻ってきてくれるか、それは凄い感じます」と話す。夫の明紀さんは「一体になって次の世代の子育て世帯を守っていこうということが、若い人たちが感じるような仕組みがあればいいのかなと思います」と話す。
■復興に向けた舵取り
また、復興に向けたかじ取りも正念場だ。2045年までの除去土壌の県外最終処分、2051年までの福島第一原発の廃炉など道のりが続く一方、復興庁の設置期限は約5年後。県として国や東電にどのような姿勢を示していくかも焦点だ。
かつて双葉郡の中学校で教師をしていた石井みゆきさんは、2年前に双葉町に帰還。かつてのにぎわいが戻ることを願っている。石井さんは「私はやっぱりね、双葉の人に戻って来て欲しいな。(廃炉に向けて)とにかく安全に早く解決して欲しいと思っています」と話す。
多くの課題に向き合う福島県。県知事選挙は10月8日告示、25日投開票の日程で行われる。
