自転車競技界のニューヒロイン、山陽学園高校3年の藤田初風(うい)選手(18)に密着です。競輪選手の父の背中を追いかけ、夢に向かって成長を続ける藤田選手の強さに迫りました。
学校終わりに競輪場にやってきた1人の女子高校生。山陽学園高校3年の藤田初風選手です。
(Q:この練習はいつから?)
「高校1年生の時に競技を始めたので1年と少し」
練習はひたすら走ること。生まれ持ったしなやかな筋肉で最高速度は時速65キロ。トラック競技界に今、「新風」を巻き起こしています。
(山陽学園高校3年 藤田初風選手)
「相手に無理だ、どんな体勢を使っても勝てないと思わせたい」
5月に行われた岡山県高校総体。藤田選手は、女子200メートルタイムトライアルで圧巻の走りを見せ、大会新記録で優勝。さらに3月に行われた全国高校選抜大会の女子スプリントでは日本一に輝いています。
実は本格的に競技を始めてまだ1年半。そんな藤田選手を指導するのは現役の競輪選手でもある父の昌宏さんです。
(藤田初風選手)
「自転車にもともと乗っていなかったので、一から教えるのは想像できないくらい大変だったと思う。(父には)感謝しかない」
急成長には父・昌宏さんの存在が欠かせませんでした。
(藤田初風選手)
「父を見て分かるというか、(昌宏さんは)どんどん技術も磨いていっている選手なので、見たらまねできる選手」
ドッジボールや陸上競技の投てき種目を経て2025年1月、自転車競技にたどり着いた藤田選手。昌宏さんは当初から娘には素質があると感じていたと言います。
(藤田初風選手を指導する父・昌宏さん)
「自転車の乗り始めは(バンクの)傾斜を怖がるが、普通に乗った所で違いを感じた。強くなりたいという気持ちが言葉だけでなく本物。それが競技のパフォーマンスにつながっている」
一方で藤田選手が分析する自身の強みは。
(藤田初風選手)
「気持ちの面もそうだが他の高校生の選手と比べて筋肉もある方でそれがダッシュ力や長いロングスプリントから駆けられる持続力が強み」
練習が終わり、自宅に帰った藤田選手。家族の前ではリラックスした表情を見せます。
Q:家族は大きな支えになっている?
(藤田初風選手)
「すごくなっている。一言一言がすごく自分の走りの支えになっていると感じる。ご飯だったら母がすごく自分自身を強くしてくれていると感じる」
自身の努力と家族の支えで日々進化を続ける藤田選手。夢は父の背中を追いかけ競輪選手になることです。
(藤田初風選手)
「日本競輪養成所に受かるよう努力して、養成所の中で在校生1位を取り、ゴールデンキャップを取りたい」
まず目指すのは高校ナンバーワン。6月19日から山口県防府市で行われたインターハイの中国地区予選ではスプリントと1キロタイムトライアルで優勝し、再び日本一に向け突き進んでいます。
(藤田初風選手)
「1キロタイムトライアルとスプリントで優勝する目標があったので、素直にうれしい。インターハイでは圧倒的な力で勝ちたい」
家族と共にさらなる高みを目指す自転車競技界のニューヒロイン、藤田初風選手の活躍に注目です。
