将棋のタイトル「棋聖戦」で藤井聡太棋聖に挑んでいるのが富山市出身の服部慎一郎七段。現在、藤井棋聖に2連敗と苦しい戦いが続いています。19日の第2局を終えた服部七段に、藤井棋聖との対局や故郷富山について聞きました。

*服部慎一郎七段
「きょうはよろしくお願いします」

Qいま大阪に戻ってきた? 
*服部慎一郎七段
「ちょうど(大阪駅に)戻ってきたところ」

富山市出身の服部慎一郎七段、26歳。プロ棋士を目指し、中学生の時に大阪へ引っ越し、現在、日本将棋連盟の関西本部に所属しています。

服部七段が挑む「棋聖戦」は五番勝負で、先に3勝した方がタイトル獲得となります。

しかし、今月4日の第1局、19日の第2局ともに敗戦。初のタイトル獲得に向け、あとがなくなりました。

*服部慎一郎七段
「うまく藤井棋聖にまとめられ、個人的には悔いが残る対局だった。こっちは自然に指しているつもりだが気づいたら2局とも悪くなっていた。19日の将棋も序盤から進めていって、気づいた時には差がついていて、そこで悪手を指してしまった。指していて不思議な感じというか、うまくまとめられてしまった感じがした」

プロに入り6年。タイトル戦は念願だったと話します。

*服部慎一郎七段
「普段はスーツで指すけど、タイトル戦は着物ですし、やっぱり嬉しかった。着物で将棋指すのは強くなった証しだと思っている」

第1局で選んだ着物には、故郷への思いが込められていました。

*服部慎一郎七段
「その色を見た時に直感的にいいなと思って即断した」

小学2年生の時に将棋を始めた服部七段。魚津市道下地区の将棋サークルに通っていました。

*服部慎一郎七段
「垂れ幕がすごく嬉しいです、あ~ここですか、懐かしい」

*当時のセンター職員 青山芳枝さん
「道下の大谷翔平って言われてますよ」

*服部慎一郎七段
「いやちょっと…恐れ多いです」

*服部七段を指導していた 亀田瑞穂さん
「一番最後の教室でやって時にとうとう私負けましてね、小学生に平手で負けたのは、それが最初で最後でしたね、こんなに活躍するなんて私自身が夢心地ですよ」

*服部慎一郎七段
「あ~嬉しいですね、自分は富山で育ってなければ、将棋と出会ってなかったのかもしれませんし、いろんな方々に富山で将棋を教わってここまで来れたと思ってますので、すごく特別な場所でもあります」

そして、対局の際に注目されるのがおやつと昼食。普段の対局とは違い、タイトル戦は全国のホテルや旅館で行われます。

服部七段は、第1局の昼食でペペロンチーノとステーキ丼、かけそばの3品をハーフで頼み、第2局は地元産のうな重を注文しました。

*服部慎一郎七段
「普通に眠くなります。第2局のときは10時のおやつを結構多めにしました。10時だとまだ展開がそんなに進んでいないので。午後のおやつは1つだけにしました」

そして、第二の故郷・大阪にも服部七段の馴染みの店があります。

*服部慎一郎七段
「こんにちは~、どうもお久しぶりです」

1981年に関西将棋会館の1階で創業した「レストラン イレブン」。会館の移転に伴って3年前リニューアルオープンし、今でも将棋関係者が足しげく通います。

*川口侑太さん
「よく来ていただいて、珍豚美人とかバターライスとか食べていただいてましたね」

こちらが服部七段の勝負メシ、「珍豚美人」(ちんとんしゃん)。豚ロースの天ぷらに特製のセサミソースがかかったさっぱりした味が特徴のメニューです。

*服部慎一郎七段
「すごく懐かしいです。プロデビューして2、3年目の時、よく食べてました。いただきます。美味しいです!この味が好きだったので、対局中に食べると気持ちが上がったりするのはけっこうありましたね。久しぶりに食べて3局目に向けてって思います」

かど番に追い込まれた服部七段。「棋聖戦」第3局は来月1日に静岡県沼津市で行われます。

*服部慎一郎七段
「第3局こそは自分の展開に持ち込みたいし、反撃の1勝をあげたい、地元の方も注目してもらっていると思いますので。やっぱり地元富山にタイトルを持ち帰るっていうのが、ずっと目標にしてきたことなので、タイトル獲得を目標にしています」

富山テレビ
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