岩手県遠野市の「じんぎすかんあんべ」は、「元祖遠野ジンギスカン」の店として1947年に創業し、2023年にリニューアルオープンしました。

伝統のジンギスカン以外にも評判の料理があります。その一つが羊肉を使った「じんぎすかんカレーライス」です。スパイスの香りが広がりカレー専門店のような仕上がりです。
店主の安部吉弥さんは「どちらかと言うとインドカレー系」と説明します。

カレーはトマトベースで、水を使わず食材の水分のみで仕上げる“無水カレー”です。
マトンに合わせたスパイスを使用しサラサラとしたルーはコクがあり、やや辛口です。

安部さんによると、「マトン(生後2年以上の羊肉)は、長時間煮込んでいるのでやわらかい」といい、うまみたっぷりなのでご飯が進みます。

ジンギスカン特有の風味を残しつつ、スパイスがその味わいを引き立てる一皿は、家族で毎日食べて試行錯誤重ねて完成したものだといいます。

安部さんは「好きなカレー店の味が好きで、作るなら羊の肉を使ったおいしいカレーを作りたいと思った。長年研究し試作を繰り返した」と振り返ります。

ジンギスカンの店ですが、ショーケースにはスイーツが並びます。
「リニューアルでスイーツ工房を始めた。オリジナルスイーツになっている」と安部さん。

チーズケーキ、プリン、タルトの3種類には、イタリアの羊のチーズ「ペコリーノ・ロマーノ」を使用しています。

安部吉弥さん
「“ペコリーノ・ロマーノ”は塩みが強いチーズ。その甘さと塩みのバランスをとるのが難しかった。ハードチーズなので普通のプリンの作り方だと作れない、固まらないので、ひと工夫した」

スイーツ開発のきっかけは、経営者仲間の存在だったといいます。

安部吉弥さん
「経営者仲間にチーズ屋さんがいる。その方に羊のチーズがあると教えられ、食べてみたらおいしかったので、スイーツを作りたいと思った。15年ほど前から構想し、ようやく形になった。サッパリしているので食後にも合うと思う」

遠野市の「じんぎすかんあんべ」は、伝統のジンギスカンにとどまらず、カレーやスイーツといった新たな魅力も楽しめる店です。

岩手めんこいテレビ
岩手めんこいテレビ

岩手の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。