「怪談」の世界を水の上で体感します。
松江ゆかりの文豪・小泉八雲の代表作「怪談」を松江城周辺の堀川をめぐりながら楽しむツアーの運航開始に向け、観光関係者から意見を聞くためのモニターツアーが行われました。

松江市の堀川遊覧船乗り場、そこには見慣れない1隻の青い船。
ラッピングされた屋根には、小泉八雲自筆の「船幽霊」が大きく描かれています。

秋ごろの運航開始を目指す「怪談船」です。
6月17日、旅行会社の担当者や観光業者から意見を聞くためのモニターツアーが行われました。
ツアーは午後5時出発、約50分の行程です。

遊覧船に雪女…よーく見ると船頭さんです。

語り部:
芳一、芳一、芳一…おかしい。琵琶はここにあるが、耳のほかにはなにもない。

船には「語り部」が乗り込み、「耳なし芳一」や「小豆とぎ橋」などの「怪談」を語ります。
さらに、途中の橋の上には狐のお面を被った男女の姿。
「狐の嫁入り」をイメージした演出です。

また、遊覧船の“見せ場”、橋をくぐるときに屋根を下げる合図は「雪女」が鳴らす風鈴の音色…背筋がすっと寒くなります。

参加者:
「橋の下で怪談してくれると、反響して雰囲気が出て良いなと思った」
「宿泊のプランにオプションとして汲み込むことで、夜間のコンテンツ化が十分できると思いました」

ツアーを監修した八雲のひ孫・小泉凡さん:
とても新鮮な感覚で受け止めました。『怪談』が松江の目に見えない宝だと思って、これからも発信していければ。

「小泉八雲」の名前を観光に生かすため松江観光協会は日没後、「怪談」の舞台をめぐる『松江ゴーストツアー』を2008年から開催。
ドラマ「ばけばけ」の放送で八雲にスポットが当たる中、新しい切り口のツアーを提供しようと初めて「堀川遊覧船」とコラボ、この「怪談船」を企画しました。

松江観光協会・吉岑茜主任:
新鮮ですごく楽しかったという声をいただいて励みになった。松江でしかできないコンテンツを広く広げていって注目していただけると思うので、楽しんでもらえるよう販売ができれば。

八雲の代表作「怪談」の世界を水の都・松江らしい雰囲気の中楽しむ「怪談船」、松江観光協会では、参加者の意見も参考にしながら、2026年秋ごろの運航開始に向け、商品化を進めるとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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