“誰でも味わえる”がコンセプトです。
島根県松江市の高校生が考案したノンカフェインの「まるで抹茶」。
探求活動を競う全国大会で最優秀賞に輝きました。
商品誕生の裏には“苦い”経験がありました。
見た目はどこから見ても「抹茶」ですが…。
島根県・丸山知事:
結構なお点前で。『まるで抹茶』って書いてなきゃ分からない。
島根県の丸山知事もその仕上がりに太鼓判を押したのが「まるで抹茶」。
茶葉を一切使わずに「抹茶」の味を再現しています。
この商品を考案したのが、松江北高校3年の岩本実久さん。
岩本さんはこの「まるで抹茶」の取組で、3月に東京で開かれた高校生の探究活動を競う全国大会に出場、3400を超えるプロジェクトの中から最優秀賞にあたる「文部科学大臣賞」に選ばれました。
子ども:
おいしい。
この「まるで抹茶」は2025年11月に販売をスタート、妊娠中の人や子どもも口にすることができるドリンクですが、開発のきっかけは岩本さん自身の“苦い”経験がありました。
松江北高校3年・岩本実久さん:
私が当事者として体質的にカフェインが取れない。私が欲しいから、私が頑張らなきゃという気持ちで頑張ってきました。
岩本さんは高校で茶道部へ入ろうとしていましたが、抹茶に含まれるカフェインが体に合わず断念、「カフェインのない抹茶」を作ろうと決意します。
加島茶舗・加島浩介さん:
メール一つとっても入社3年目の人が作ったんじゃないかと思うくらいすごく丁寧で、プロジェクトに対する情熱がすごく伝わってきました。自然と自分もやる気になった。
商品は松江市のお茶の老舗「加島茶舗」の店主・加島浩介さんとともに約1年半をかけて開発、ほうれん草や小松菜、スギナやクロレラのほか、バニラなど約30種類の食材を組み合わせ、“本物”の味に近づけました。
松江北高校3年・岩本実久さん:
子どもたちの初めての抹茶を嫌なものにしない。幼稚園や保育園の方々に実際に使ってもらえないか考えている。
“誰もが味わえる抹茶”へ…
若い世代の発想が「松江の茶の湯の文化」を未来へつなぎます。
