ロシア外務省は15日、クリミア海域での海洋権益をめぐり、ロシアが国際法に違反したとしてウクライナが仲裁裁判所に提起していた裁判で、ロシアが勝訴したと発表しました。
ロシア外務省の発表によりますと、オランダ・ハーグの仲裁裁判所は、クリミア半島の周辺海域やアゾフ海沿岸地域の石油および天然ガス資源をめぐる権利の回復、さらにクリミア橋の撤去、ロシアへの損害賠償請求など、国際法の数十条項に違反したとするウクライナ側の主張を退けました。
一方で、クリミア橋などの建設に伴う環境影響評価の手続きについては、一部不十分な点があったと指摘しました。
外務省は今回の判断について、「地政学、国際法、そして歴史の観点から重要なこの訴訟は、ロシアの圧倒的な勝利で幕を閉じた。『法的戦争』におけるウクライナと西側諸国の敗北だ」と主張しています。
仲裁裁判所の15日の発表によりますと、2016年にウクライナがクリミア海域における天然資源の搾取をめぐり、ロシア政府に権利回復と賠償などを求め提訴。
2026年4月に、韓国・アルジェリア・イギリス・メキシコ・ロシア出身の5人からなる仲裁委員会が、満場一致で決定を下しました。
