1979年に鹿児島県大崎町で男性の遺体が見つかった大崎事件で、無実を訴え、裁判のやり直し=再審を求めている原口アヤ子さんが15日に99歳の誕生日を迎え、支援者らがお祝いしました。
午後2時ごろ、原口さんが過ごす県内の施設を訪れたのは「大崎事件 原口アヤ子さんの再審をめざす会」のメンバーら5人です。
1979年に大崎町の牛小屋の堆肥から中村邦夫さんが遺体で見つかった大崎事件は、殺人などの罪で10年間服役した中村さんの義理の姉の原口さんが一貫して無実を訴え、現在、鹿児島地裁で5回目の再審請求の審理が続いています。
15日が99歳の誕生日だった原口さん。
静岡の一家4人殺害事件で無罪を勝ち取った袴田巖さんの姉の袴田ひで子さんもビデオ通話でお祝いしました。
袴田ひで子さん
「元気にしてる?頑張ってるね」
再審制度を巡っては現在、見直し案が議論されていて、今国会で改正法が成立する見通しとなっています。
改正案では裁判所の再審開始決定に対する検察官による抗告の禁止も盛り込まれていますが、十分な理由があれば例外的に認めるともされる中、訪れた支援者らは再審開始に向けた思いを口にしました。
大崎事件原口アヤ子さんの再審をめざす会・宮地久美子さん
「本当にお元気な姿を見てホッとした。再審というものに結びつかないもどかしさを感じながら過ごしている。もっと多くの人にえん罪のこの事件を知ってほしい」